都小 教育講演会を開催しました
- 公開日
- 2025/07/17
- 更新日
- 2025/07/17
新着情報・活動報告
7月12日(土)、六本木にあるハリウッド大学院大学・ハリウッド美容専門学校にて、令和7年度 東京都公立小学校長会「教育講演会」を開催いたしました。毎年、ハリウッド大学院大学・ハリウッド美容専門学校にご協力いただきまして、会場とさせていただいております。今回も都内各地域から多くの方の参加がありました。
初めに、佐藤会長代理から挨拶があり、その後、ハリウッド大学院大学学長・ハリウッド美容専門学校理事長である山中祥弘様より、ご挨拶いただきました。山中様からは、初等教育におけるデジタル教育や主体性を育むことへ期待することについての他、「これから将来の日本を背負っていく人たちは間違いなく先生方の教え子ですから、どうぞよろしくお願いします。」との励ましの言葉もいただきました。
続いて、松原会長から、今回ご講演いただく講師の東京学芸大学教職大学院教授 堀田龍也先生の紹介があり、講演が始まりました。
堀田先生からは、テーマを「次期学習指導要領の検討状況とデジタル学習基盤」と題し、次期学習指導要領を検討している教育課程企画特別部会の部会長代理及びデジタル学習基盤特別委員会の委員長を務めている立場から、その検討状況も含めてお話をいただきました。
まず、これからの日本における人口減少に伴う社会状況の変化等から、一人一人が自律的な学習者となることの重要性が示され、そのために情報活用能力がこれからの時代にとても大事であり、学びの主体性を保証する学びのスキルとなるというお話がありました。
次に、ファーストGIGAの成果として、写真等を提示しながら、具体的な学びの状況や学びやすさを視点とした紹介がありました。
さらに、次期学習指導要領に向けての現在の検討状況やワーキンググループの状況が丁寧に説明され、情報活用能力の要素の再定義や育成のイメージ等についても説明がありました。
講演の中での「少なくとも、私たちが受けてきた教育と同じことを再生産していたら、うまくいきません。それなので、ぜひ校長先生方にリーダーシップを発揮していただいて、これからの社会で必要な力の育成を全面に出してほしいと思います。」、「これから管理職のマネジメントは、人のマネジメントの他、教育課程のカリキュラムのマネジメントがより一層重要になります。」との言葉には、参加者である多くの管理職が気を引き締めたに違いありません。
多くのご示唆をいただき、明日からの学校経営について希望をもって考える貴重な機会となりました。最後に、髙瀬副会長からの謝辞をもって、閉会しました。
詳しくは、機関誌「情報第580号」(8月上旬発行予定)を御覧ください。