きらら子だより ものづくり体験講座ー漆器作品作りー
- 公開日
- 2011/10/14
- 更新日
- 2011/10/14
適応指導教室「きらら子」
9月8日〜9月29日の毎週木曜日、計4回にわたってものづくり体験講座が行われ、12名の通級生が参加しました。講師は漆工上野工房の上野和成先生で、今年で4回目の講座となり、落ち着いた雰囲気の中でゆとりをもって作品作りをすることができました。
今回は、昨年と同じ小箱のふたに、青貝を貼ったり塗料で絵を描いたりする活動をしました。初めに、季節感を表す絵や好きなキャラクターなどを描き、絵の一部に青貝を貼りました。子どもたちはこの作業に真剣に取り組み、動物の細かい毛並みまでも表そうと慎重に切り取ったり、小さなパーツをくり抜いたりしました。
次に、6色の塗料を使って貝貼りしていない部分の色を塗りました。混色もできましたが、そのままの色を使って濃いめに塗った方がいいと、やってみて分かりました。
最後に、きらきらさせたいところに塗料を塗り、好きな色の金粉を付けていきました。金粉をのせると作品がぱっと明るくなり、青貝も引き立ちました。どの工程でもこうしたいという思いやうまくいかないところを上野先生に相談すると、どの子どもにも笑顔でアドバイスしてくださいました。おかげで楽しく制作を続け、すてきな小箱を完成させることができました。
作品は、11月3日(木)の「きらら子展示会」で展示します。是非、見に来てください。
<通級生の感想より>
・今回行う作業を一つ一つ実物を使ってていねいに教えてくださり、とても分かりやすかったです。
・漆器でこんな美しい小箱を自分で作ることができ、うれしく思います。
・上野先生のおかげでこの小箱ができ、とても感謝しています。きらら子の思い出の作品として大切にしたいです。