ものづくり・デザイン科研修会 2日目
- 公開日
- 2015/08/18
- 更新日
- 2015/08/18
教職研修事業
8月3日(月)高岡地域地場産業センターにおいて、ものづくり・デザイン科研修会の2日目を開催しました。どちらのコースも前回7月29日(水)に製作途中となっていた作品の最終工程を行い、ものづくりの基礎的な技法や技術を学び、つくる喜びを味わっていました。
午前に実施した「青貝塗り」では、「ニカワ取り・貝むき」「上塗り研ぎ・仕上げ」等の製作工程を体験し、コースターの作業段階が分かる3つの作品を持ち帰りました。
午後に実施した「砂型鋳造」では、「砂込め」「錫込み」「仕上げ」等の製作工程を体験し、オリジナルプレートと皿(ブドウの葉や葛の葉)を完成させました。
参加された先生方は、ものづくり体験を通して、それぞれの製作工程のコツを確認したり、高岡市の伝統工芸や地域の産業について学んだりしました。また、優れた技術をもつ職人さんたちとの交流を深めながら、ものづくりの素晴らしさや熱い思いを感じ取っていたように思います。
【参加された先生方の感想】
・高岡市に来て、初めてものづくり・デザイン科に携わったが、実際に自分で体験することで、作業の内容や苦労がよく分かった。子供たちに、単に作り方を教えるだけでなく、苦労や大変さも伝えていきたいと思う。
・地道に作業するうちに、きれいに磨き上げることができました。漆を彫刻刀ではがす際は、貝のまわりを傷つけてしまうことがありましたが、どの程度力を入れればよいのかなど、勉強になりました。
・錫があんなに重いとは知らなかった。湯口に錫を入れるスピードも速くなく遅くなく、丁度よいスピードで入れないとムラができることがよく分かった。