研究室日記

第3回教師力アップセミナー(渡辺道治先生)での学び(古賀、岡田、丸山)

公開日
2024/09/15
更新日
2024/09/15

学生の学び

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 こんにちは。9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。


 今回は渡辺道治先生にご講演をいただきました。様々な講演メニューからお話しいただき、多くのことを学びました。パリ五輪の模擬授業では、とても心を動かされました。


 今回の講演の中で一番印象に残ったことは、教師の位置エネルギーについてです。4つのパーソナルスペースを使い分けることで緊張感を持たせつ、無気力傾向の子のスイッチを押してあげることができることを学びました。講演中も渡辺先生の動きや位置でドキドキしながらも、会場の皆さんとともに引き込まれていきました。机に手をかけたり、目線を送る場所に意図を持ったり、一朝一夕では、身につかない技術ですが、少しずつ取り入れることができればと思います。


 「やる気」のパターン15選では、自分がどのパターンだと一番やる気がでるか考えながら聴かせていただきました。面白さを感じてもらうためのスモールステップ、自己選択ができるように時と場合に合わせた様々な選択肢を作れる柔軟性などここに書ききることができませんが、子どもをやる気にさせる多くの引き出しを持つことが教師に必要だと感じました。アイメッセージも大切だが、第三者の言葉の方がスッと入りやすい場合があること。目的を明確にしたり確認したりすることの重要性、見えるもの全てにストーリーがあることなど、他にも多くのことを学ばせていただきました。


 今回の多くの学びを昇華させ、自分の目指す教育とは何か考え直し理想を実現させるため、後期からも精進していきます。渡辺先生、運営委員の皆さん、今回も素敵な学びの場をありがとうございました。(古賀)


 準ゼミ生の丸山です。渡辺先生のご講演を拝聴し、学級づくりや授業づくりの極意を学びました。


 特に印象に残っているのは、「幸せになる方法」について、「幸せになるたった一つの方法は、人を喜ばせること」という渡辺先生の仰った言葉です。私は、日々子どもたちと関わる中で「勉強する意味がわからない」ということをよく耳にします。「ただ自分が知識を蓄えるために勉強しているのではない。将来誰かを喜ばせるため、幸せにするために学び、生きている。」今ならそう答えることができます。


 与えられたカリキュラムにそって勉強することも大切ですが、個々に目的をもって勉強し生きることことで、人生はより豊かになります。教師は一人ひとりの子どもが豊かな人生を切り開くことができるように、子どもたちの夢を磨くことができるスキルを研ぎ続けることが必要であると考えました。(丸山)



 こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は8月24日に行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきたいと思います。今回のセミナーは渡辺道治先生に学級づくりや授業づくりについて講演して頂きました。


 「やる気」のパターン15選では、褒められた時や「面白さ」を感じた時、魅力的な「ご褒美」があるとき、「やり方」がわかった時などは自分の経験からやる気が出ると思っていたのですが、その他に自分で「選択」出来る時や局面が限定された時、「積み重ね」が可視化された時、「リズム・テンポ」が心地よい時、明確な「評価」が与えられた時などでも「やる気」が出るのは様々な場面であるということを学びました。人によってやる気が出る場面が違うため、子どもたちのやる気を引き出すためには一人一人の子どもがどの場面でやる気になるのかを見て実際にその場面を作ってあげることが必要であると思いました。


 私は良い話の聞き方の「あいうえお」を初めて知りました。「あ」は「相手の目を見て」、「い」は「いい姿勢で」、「う」は「頷きながら」、「え」は「笑顔で」、「お」は「終わりまで聞く」です。この「あいうえお」は話の聞き方の重要なポイントであり、子どもたちに何回も伝えていくことでしっかりと話を聞くことができるようになると思いました。その他に、1日3つ以上質問をするなどの目標を立てておくことによって、自然と話を聞く姿勢ができていくことも学びました。


 渡辺先生の大変貴重なご講演を拝聴させて頂き、様々なことを学ぶことが出来ました。間もなく教育実習が始まるので、今回の学びを活かして頑張りたいと思います。大変貴重な学びの場をありがとうございました。(岡田)