研究室日記

2025年8月23日仕事日記

公開日
2025/08/24
更新日
2025/08/24

仕事日記

 愛犬散歩と愛鳥餌やりはいつもの通り。7時過ぎに喫茶店でモーニング。8時少し前に大口町立大口中学校へ到着。8時から、来年度以降の教師力アップセミナーをどうするかを検討するNPO法人「元気な学校を支援し創る会」の検討会に、言い出しっぺとして参加。来年度以降の方向性はほぼ固まるが、様々な調整が必要であることも確認。


 10時から12時まで本年度3回目の教師力アップセミナー。講師は、これまでも何度も来ていただいている横山浩之(福島県立医科大学 ふくしま 子ども・女性医療支援センター 医学部小児科講座 教授)先生。演題は「発達特性がある子への授業配慮と関わり方~理論を実践に変えるヒント~」。「あらゆる発達障害、精神障害、心理的諸問題に共通しているのは作業記憶の乏しさなのです」と一気に本題に入り、理論と実際をつなぎ、教師の具体的な関わりかを示していただいた。後半は模擬授業を見せながら、より実践的な話。この分野で理論と実践の双方から話をしていただける方は他に知らない。だからこそ、毎年リクエストがあるのだと、今回も実感。


 横山先生とスタッフ、ゼミ生と食事をしながら歓談。質問コーナーもあって、まさに運営側の特典。


 13時前に大口中学校を出て、岐阜駅前のじゅうろくプラザへ向かう。14時ちょっと前にようやく駐車場を見つけて駐車。14時ちょっと過ぎから「算数・数学授業づくり研究会 創りMath 8月例会」に参加。


 話題提供は、岐阜聖徳学園大学附属小学校の小松先生。7月例会に続いての話題提供で、日本数学教育学会全国(石川)大会で発表された「生きて働く知識・技能の習得ができる授業づくり」の概要やその折の助言内容などを教えていただけた。僕は、講習報告の中にあった今後の学習指導要領の中に組み込まれるであろう中核的概念に関して僕の解釈を紹介。創りMathでも今後継続的に考えていく話題にしたいとも伝える。


 講演をいただいた石黒友一先生は、神奈川県公立中学校から筑波大学附属中学校へ、この4月から帝京大学教育学部初等教育学科講師を務められている先生。講演テーマは「数学的な考え方の育成に向けた授業改善の視点」。先生の思いは、子どもから算数・数学教科書に示されているキャラクターのつぶやき(数学的な見方・考え方)が日常的に生まれる授業づくりをしたいととらえた。これには大賛成。ただし、日常的な事例ではなかったことが残念です!!と伝える。そして、僕が普段どのように数学的な見方・考え方を伝えているかを紹介。このことをオンライン参加の柴田録治先生が「玉置崇先生から、簡潔に身近な事例で学習者を激励し勇気づける事例が提示され、さすが重要時のポイントについて終始気をつけていられる玉置教授のお言葉と感心した」と褒めていただけた。より元気が出る。いずれにしても、新たな数学授業実践に出会え、大いに刺激をいただけた今回の会。段取りをしていただいた鈴木先生にも感謝したい。


 帰宅。夜遅くに昨日の仕事日記書き。明日、大須演芸場での桂文治、柳亭小痴楽二人会を楽しみにしているが、やらなければならないことが山積で気持ちが落ち着かない(泣)。