北里中学校公開授業研究会国語を参観して(牧野)
- 公開日
- 2016/05/25
- 更新日
- 2016/05/25
学生の学び
2つ目に見させていただいた授業は、1年生の国語「花曇りの向こう」です。
最初に本文を読んで、分からないところや、難しいところに線を引く活動がありました。この光景は国語の授業でよく見られるもので、語句の意味調べが宿題になったり、個人で調べる時間が与えられると思います。
しかし今回は、まずこの時間が学び合いの場となっていました。グループになって、自分の疑問を仲間と一緒に辞書で調べたり、語句の意味を短文などを例示して、お互いに説明しあっていました。
その後、クラス全体で疑問の共有を行いました。私は、子ども1人でできそうなことも、あえてグループ活動にすることで、新たな発見があり、学びも増えるのではないかと見ていて思いました。
1年生は、最初に見させていただいた3年生に比べ、グループで話す姿がとても楽しそうなのが印象的でした。その反面、指名しなくとも発言が続いていく3年生に比べ、1年生は全体の前で発言することにまだ抵抗があるのか、挙手が少なめでした。
先生が、「隣の人になら伝えられるかな」と言うと、活発に話しだしました。この元気よくグループ活動をする1年生が、全体の場でも活発な学び合いが見られる日が来るのが、とても楽しみだなと、成長が楽しみになるような、そんな温かいクラスでした。
今回はお忙しい中、また他の学校の先生方もいらっしゃる中、私たち学生に学びの場を与えてくださって、本当にありがとうございました。久しぶりに学校で子どもたちに会い、授業を見させていただいて、刺激になりました。引き続き、教員採用試験に向けて頑張っていこうと、身が引き締まった1日でした。(牧野)