研究室日記

わくわく算数教室に参加して(石川)

公開日
2016/09/12
更新日
2016/09/12

四方山話

夏休みに長期間帰省することが決まった私は、地元である知多郡東浦町での「夏休みわくわく算数教室」に参加させて頂きました。

わくわく算数教室は、東浦町立片葩(かたは)小学校で2013年から行われている補充学習の場です。私は参加者である片葩小学校の児童に学習支援をする「スクールパートナー(SP)」として参加させて頂きました。

SPと参加児童がほぼマンツーマンで学習をするわくわく算数教室では、子ども達の苦手意識の多い算数を「笑顔」を通じて学ぶことで解ける喜びや分かる楽しさを味わってほしいという願いから、子ども達の「笑顔」を大切にしていました。そのため学力の向上よりも「楽しく学ぶこと」を重視して取り組みました。

わくわく算数教室を運営している元片葩小学校校長の中村先生はまず始めにこう話されました。

「わくわく算数教室のすごいところはどの児童も90分間しっかりと集中して笑顔で勉強に取り組むところ。普段なかなか集中できないような子でもここに来ると不思議なことに勉強をする。」

まさにその通りでした。
1年生の子でも90分間みっちりと集中していました。「普段の授業では見られない頑張りとやる気」と先生方も言ってくれました。マンツーマンということもあり頑張りに対してSPがすぐに褒めることが出来ます。周りの先生方も褒めてくださいます。頑張りの分褒めることで子ども達はまた更に頑張ります。教室はあたたかい雰囲気に包まれていました。

わくわく算数教室では私たちSPは「お兄さん(お姉さん)先生」と呼ばれました。私はゼミでの研究で『おにいさん先生お姉さん先生が許されない時代になってきた』と発表をしていたので絶滅したと思っていた生き物を見つけたかのように驚きました(笑)

今年のわくわく算数教室は参加児童約250名、学生ボランティア(SP)13大学約120名で運営されたそうです。ものすごい数です。私はこの「夏休みわくわく算数教室」に参加できたことを嬉しく思います。また、こんなにもあかかかな学習の場が地元にあることを誇りに思います。わくわく算数教室を運営して下さった中村先生、片葩小学校の先生方、ありがとうございました。

教育実習前にとても身になる経験をさせて頂きました。(石川)

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