研究室日記

10月19日授業づくり1期生ゼミ(小川)

公開日
2016/10/30
更新日
2016/10/30

学生の学び

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10月19日のゼミでは私が模擬授業をさせていただきました。
今回は中学校実習の研究授業で行ったものを改めて改良し、行いました。反比例の1回目を想定しました。

心がけたことを3点あげたいと思います。
初めに、生徒の心をつかんでから導入に入ることです。導入に入る前に生徒の様子を把握し、授業に向かう姿勢を作ることができれば生徒はその時間集中して学ぶことができると考えたからです。最初に、笑顔で教室に入り、生徒の表情を注意深く見渡すと、笑顔で返してくれる子もいれば、下を向いている子もいます。そこで、1番笑顔が輝いていた生徒(今回は中田くんでした)に、「とっても素敵な笑顔ですね。中田くん、数学が好きだもんね。そんな中田くんの好きな数学の授業を始めます。」と始めました。物腰柔らかく、全体に話しかけるように生徒と会話をすることで下を向いている子も何を話しているんだろうという気持ちになって前を向いてくれたとおもいます。

次に、教室のみんなを巻き込んだ授業をすることです。これまでのゼミ生の模擬授業から学んだ、丸つけ法や、復習をするときはノートを見返せばわかるよと声をかけることで多くの子が手を上げることができる方法を取り入れていきました。その中で、丸つけ法を行う際に、全員に丸をつけて周りました。そこで「先生に丸をつけてもらった人?」と聞くと全員の手があがりました。当たり前のことですが、多くの手が上がることは一体感を生徒に持たせることができると考えます。しかし、この方法は少人数だからできたことであり、人数が多いときは班ごとに1人以上丸をつければグループ交流で考えを深め合えるのではないかと考えました。

最後に、数学的な見方・考え方を養うことです。このことが1番難しいと私は考えます。今回はこの力を養うために、なるべく教師の発言を少なくし、生徒の意見だけで授業を進めていこうと心がけていました。しかし、私の発問があまりにも抽象的であったり、難しい言葉を使ったりと改善しなければならないところを玉置先生、ゼミ生の仲間たちに多く見つけていただきました。中でも、「みんなの意見をまとめてみよう」という発問は高等であるとご指摘をいただきました。まとめてみようではなく、「同じものはあるかな?」と発問をスマートに簡単な言葉で表現することで多くの子たちが参加できるのだと学びました。

今回の模擬授業で多くのことを学びました。これらをしっかりとまとめていき、自分なりの授業スタイルを見つけていきたいと思います。(小川)