研究室日記

7月17日第14回3期生ゼミ記録(嶋藤)

公開日
2017/07/30
更新日
2017/07/30

学生の学び

今回も私は山田洋一先生の『発問・説明・指示を超える 対話術』という本について紹介していきます。今回は前回とは違い、対話術を鍛えるトレーニングを紹介します。

ゼミでは、三つのトレーニングを取り上げました。
一つ目は、即興力を鍛えるトレーニングです。これは、子どもの一瞬一瞬の行動、言動に対して即座に言う力を鍛えるものです。本に載っていた一つの「向かいに座っていた人について、ひと駅の間に十個褒める」というのをひと駅のところを一分に変えて、実際に三期生でやってみました。十個ってなかなか厳しいですよね。(笑)知っている人でもなかなか難しいのに、初対面の人だとなおさらです。なので、普段からこういったトレーニングが大事だと思いました。

二つ目は、コメント力を鍛えるトレーニングです。これは、教師にはとても大切なことだと思います。そこで、本に載っていた一つの「マイナス発言を、すべてプラス発言に変える」というトレーニングをやっていきました。例で、細かいことにうるさい人、計画性がない、飽きっぽい、八方美人、キモイ、きれやすいを出しました。皆さんもプラス発言に変えられますか?(笑)三期生のみんな(私も含め)は「キモイ」のプラス発言で悩んでいました。インターネットで調べたら、「存在感がある」がプラス発言でした。「え〜!!」と思いましたが、確かに「キモイ!!」と言われる子は存在感が強い気がします。三期生からは、「個性的だね」という意見が多かったです。それも良いかもしれません。このようにプラス発言に変えてコメントができる教師になりたいと思いました。

三つ目は、質問力を鍛えるトレーニングです。普段、興味のない人に質問をしないと思います。しかし、質問することでその中の話題からその人へ興味が湧いてくるのだとこの本には書かれていました。そこで、質問する練習としてペアで「好きな○○」について話し合ってもらいました。始めは何気なく聞いていた質問でしたが、質問していくうちに興味が湧いてきている三期生を見て、とても面白かったです。(笑)質問って大切だなと思いました。

三つしか紹介しませんでしたが、まだまだたくさんのトレーニングが本には書かれていました。対話術を身に付けるために今から少しずつ意識して、日ごろからトレーニングをしていきたいと思いました。(嶋藤)

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