研究室日記

小牧味岡児童館のお手製バスから学ぶ(玉置)

公開日
2018/05/05
更新日
2018/05/05

四方山話

 私の家の近くに「味岡児童館」があります。ここの児童館建設前にワークショップを開いて、みなさんとどういう児童館にしたらよいかと話し合いましたので、この児童館への思い入れは強いものがあります。

 昨日(5月4日)、原稿書きに行き詰まったので、散歩を兼ねて、児童館へ出かけてきました。児童館勤務のSさんが作られたバスを実際に見たいという気持ちもあってのことです。

 写真のとおりのバスです。設計・製作をされたSさんに思いをお聞きすると、感心することばかり。

 例えば、ヘッドライトの左右の大きさが違いますね。なぜ?と思うでしょう。ちゃんと意図があるのです。Sさん曰く「完璧な人はいませんよね。だからバスも完璧じゃないんです。ライトの大きさが違うようにしてありますし、(写真ではわかりませんが)ボディは組み木で作ってあるのですが、ちょっぴり寸足らずのところがあるのです」と。ちょっとしたことにも、「子どもを豊かに育てたい」という熱い思いがあることを知り、感心してしまいました。

 バスに乗ることができるのは、小学生未満の子どもたち。3つの椅子の高さも変えてあって、前が一番低いのです。運転はお父さんやお母さんができるのですが、近いうちに免許制度を作って小学生も運転できる(この意味も深いですよ)ようにしたいと、Sさんは言っておられました。

 こうした子どもたちが集う施設で働いておられる方と話していると、学ぶことは多々あります。今日も良い話を聞かせていただきました。(玉置)