9月7日教師力アップセミナーでの学び(安藤・鏡味)
- 公開日
- 2019/09/29
- 更新日
- 2019/09/29
学生の学び
こんにちは!4期生の安藤優里です!今回は9月7日の教師力アップセミナーにて、山田貞二先生の講演から学んだことを書きたいと思います。
今回の講演で私は、道徳では「自分事として考えること」そして、「子どもが納得解を持てるようにすること」この2つを大切にしたいと感じました。
まず、「自分事として考える」これは、道徳で最も大切なことだと思います。以前、玉置先生も、道徳をする時には教材を子どもに渡さず、すぐに「自分だったらどうか」と自分事に置き換えて考えさせるようにしていました。
今回の山田先生の模擬授業でもそれがとても巧みで、発問がつい考えたくなるような、自分だったら、という意見を持ちやすい発問で、気づいたらたくさん考えている授業でした。特に「あなたがお母さんならバスに乗っていぎすか?」という発問には、インタビュー式役割演技も入って、乗っていく派と乗っていかない派に分かれ、その理由も様々飛び交いました。自分も子どもの立場で考えた時に、正解のない問いなので、「こう言わなきゃいけない」という縛りがなく、常に自分に置き換えて考えることができました。今回は「じゃあお母さんがバスに乗っていけるようにするにはどうしたらいいだろうか?」という、問題解決型の授業でしたが、自分で授業を考える際には、批判的に扱ったり、分析的に扱ってみたり、他の方法にも挑戦したいです。
次に「納得解を持てるようにする」これは、教師が「正直になろうね」など、道徳的な価値を子どもたちに教える、押し付ける授業をしてしまいがちであるという課題があります。例えば、私は道徳では教師の説話を入れるのが普通だと思っていたのですが、説話を安易に入れると、教師の価値の押し付けで終始してしまう危険があるとはっとさせられました。実際に教育実習で最後に説話をして、「〜はよくない」「〜していきましょう」という形でまとめてしまった経験があるので、型にはめようとせず、本当に子どもが悩み、自分で考えて、「私はこうしたい」という納得解を一人一人が持てるようにアプローチをかけていきたいです。
今回の山田先生の講演から、道徳とは何かということを一から学びなおすとともに、模擬授業を通して、自分事として考え、納得解を持つことの大切さを深く実感することができました。山田先生、関係者の皆さま、ありがとうございました。
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こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、9月7日に教師力アップセミナーで山田貞二先生が道徳の授業についての講演をしてくださいました。その中での学びを2つ書きます。
1つ目は、道徳の授業の導入は2つあるということです。その2つは、価値から入る導入と、題材から入る導入です。私は教育実習で「今日は◯◯についてみんなで考えようね」などと価値から入る導入しかやったことがありませんでした。しかし、今回のセミナーで題材から入る導入もあり、題材から入る導入は、子どもたちが授業の中で導入から視野を広くもつことができることを学びました。
2つ目は、道徳の授業では特に対話を創ることが大切であるということです。山田先生は、「道徳は教えるのではなく、一緒に考える授業」と仰っていました。そこには子どもたちのたくさんの対話が必要です。山田先生は、対話を創るために、相槌、頷き、称賛を通してまずは、子どものことを共感することが大切であると教えて下さいました。実際に、山田先生はマイクを持って、多くの人に意見を聞きに行き、聞き手と対話をたくさんされていました。さらに、子どもの意見を復唱することで、子どもたちの肯定感を高めると仰っていました。
今回の山田先生の講演から道徳について、基礎からきちんと学ぶことができました。山田先生をはじめ、多くの関係者の皆様、本当にありがとうございました。(鏡味)