2月6日味岡小学校での学び(安藤、中野)
- 公開日
- 2020/03/13
- 更新日
- 2020/03/13
学生の学び
こんにちは!6期生の中野です。小牧市立味岡小学校で授業を見せていただき、思ったことや学んだことを書いていきたいと思います。
今回は、2、3時限を沢山の授業を45分の間でみて回り、4、5限は公開授業を見せていただきました。
玉置先生の解説付きで見せていただく授業はとても勉強になりました。また、公開授業を見ていて私が感じたことは、小学生の児童達にしっかりと自分の伝えたいことを伝える難しさです。
公開授業で、ほとんどの子が理解できなかった質問を、先生が言い方を変えることで殆どの児童が理解できたとい場面がありました。言い方一つ変えるだけで、全員がわかるようにもできるということを感じた一方で、自分も児童たちにわかりやすい言葉を使うことが大切だけど、同じ意味でも伝わる言葉、伝わらない言葉があり、それをしっかりと吟味することは、大人の私たちには少々難しいことだと思いました。
授業を見ている分には、どのような点が良かったかということや、この点はあまり良くなかったのかなということを思うことはできましたが、実際に授業をやると、自分にはできないのだろうなとも感じ、自分はまだ模擬授業などもやったことがないため、経験不足だろうなと痛感しました。これからは授業に近い形での実践により、経験値を少しでも増やしていきたいと思いました。
今回の学校訪問では、沢山の授業を1日にたくさん見ることができ、この1日を意味のあるものにできるかは、自分次第だと思うので、しっかりメモに取ったことを読み返して、今回の学びを自分の知識として吸収できるようにしたいです。
玉置先生、味岡小学校の先生方、お忙しい中私たちが学ぶ場を設けてくださり、本当にありがとうございました。(中野)
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こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は2月6日の小牧市立味岡小学校で行われた玉置先生の指導助言に参加させて頂きましたので、その際の学びを書かせて頂きます!
まず、玉置先生から学び合いの授業を見るポイントを教えて頂きました。それは、「子どもがやり取りをしているか」と「子どもが何をつぶやいているか」です。
やり取りをしているか、というのは、子どもたちが各々の意見を言って終わるのではなく、質問をしたり、「聞こえなかったからもう一度言って」と聞き流さないようにしているかということです。英語のリクルートごっこの授業では、「もう一回ゆっくり言って」という子どもがいて、しっかり相手の話を聞いてやり取りしている様子が伺えました。
逆に、4人グループでタブレットを使った授業では、1人の子がタブレットを独占し、進めているグループもあって、学び合いの難しさを感じました。
私なりに味岡小学校の授業から学び合いの授業で大切であると思ったことを3つまとめます。
まず、1つ目は、学習規律をしっかり定着させ、子どもたちが安心して自分の意見を言える学級経営をすることです。それなくして活発に意見を交流して学び合うことは難しいと感じました。例えば、指示は1時に1事、言い直しをしないことや、1度指示したら、全員ができるまで待つなど。まずは、4月の1ヶ月間、縦糸・横糸の学級経営と併せて、学習規律を繰り返し指導していきたいです。
2つ目は、教師がこどものつぶやきをよく聞いて、教室で共有・価値つけることが大切だと感じます。まずは教師が「聞く」ことのお手本を見せ、1人の意見を価値つけることで、子ども同士での話し合いの視点を与え、他の人の意見が聞きたい、と思うようになるのではないでしょうか。価値つけというのは、学級経営においても非常に大切なことだと思います。
3つ目は、子どもの意欲・関心を引く課題提示です。学び合いには、子どもの主体性が不可欠です。私は玉置先生の「授業を1番やりたいのは先生だ」という言葉がとても刺さりました。たしかに教師は、授業を進めなければならないのですし、学び合いだってさせたい。でも、子どもに無理矢理やらせるのではなく、学びたい!話し合いたい!と自然に思える導入の工夫をしていきたいです。
例えば、季節の言葉を使って手紙を書く授業だけでも、なぜ季節の言葉を使うといいのかを周知するだけでも、子どもたちに目的意識が芽生えることが分かりました。教師として、常に子どもたちを刺激し、子どもたちが目的意識をもって学べるように声をかけていきたいです。
私が初めに味岡小学校で感じたことは、先生方の日々の指導が行き渡った、雰囲気のいい学校であるということです。廊下ですれ違う子どもたちは元気に挨拶をしてくれますし、午前中は、玉置先生について全ての教室を見させて頂いた際には、どの教室も学習規律がしっかり定着していて、子どもたちも学び合いの中で活発に意見を交わし合っていました。それができるのは、自分の意見を言える、聞いてもらえるという安心感のある学級であることの証拠だと思います。
4年生のあるクラスで、A君がうまく説明できずに困惑した際に、Bさんが言った「今日はA君混乱ぎみだね」という言葉が、今日は調子が悪いけど、A君はいつもはしっかり説明できているよ、というメッセージが感じられて、学級のあたたかさを感じた場面もありました。
このような素晴らしい学校を見る機会を頂き、本当にありがとうございました。ゼミの先輩である白井さんの授業も見させて頂け、春から教壇に立つ私にとって、3年目には白井さんのような授業ができるように頑張りたい、という目標ができました。
玉置先生、味岡小学校のみなさま、貴重なお時間をありがとうございました。(安藤)