研究室日記

2023年10月19日仕事日記

公開日
2023/10/20
更新日
2023/10/20

仕事日記

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 5時30分ごろ目覚めて、さっそく様々な連絡。27日の安城市立今池小学校研究発表会での講演プレゼンデータ(当日に加筆予定)も送信。6時30分ごろ家を出る。

 7時30分ごろ研究室着。美味しい珈琲とパンで朝食。講義準備。8時30分から玉置ゼミ加入?面談。

 9時から「第5・6回教育課程論」。第5回は生徒指導がテーマ。自分が受けてきた教育での生徒指導のイメージと真に目指すべき生徒指導の不一致から入り、「社会性の育成」と「他人から受け入れられる自己実現」へ結び付ける。最後はスクールカースト論議。

 第6回は進路指導がテーマ。キャリア教育の推進から「キャリアパスポート」実践の価値について、生徒に身に付けさせたい力との関係から協議。今日も様々な意見が出て、知的に面白い講義に。

 すぐに大学を出て小牧市立応時中学校へ向かう。公開授業研究会での芝田俊彦先生の数学授業をみせてもらうため。つくづく足を運んでよかったと思う本質を突いた数学授業を見せてもらえた。

 芝田先生に送った授業感想をここで紹介。

 こんばんは。今日は無理をしてでも、芝田先生の授業を参観できて、とても良かったと思いました。ゼミ生全員を連れてきて、授業後、授業を振り返りながら、芝田先生も一緒に入っていただき、語り合いたいと思う授業でした。子どもたちの考えを大切にしながら、子どもたちを高見に向かわせる教師の心得、関数の真の本質に迫る展開の背景など、深く考えたいテーマをいくつも与えていただけた授業でした。

「何か不思議に思うことはないか」という問いかけは、相当に考えられたのではなかったでしょうか。あの言葉を聞いた時、関数をある程度学ばせてきたからこそ、芝田先生は改めて本質に迫らせるたいのだ!と、私の心は大きく動きました。近年見た中で、最高位の数学授業でした。さすが芝田先生と思って見させていただきました。

 協議会で皆さんがどういう考えを出されたのか、副島先生、後藤先生が何を言われたのかはとても興味がありますので、また教えてください。

 なお、さらに芝田数学に私が望むならば、板書内容です。今、全体で考えていることを文言で書いたらどうかと思いました。子どもたちは考えるべきことをよく理解していましたが、例えば、板書に「身の回りで比例とみなせること」と明記しておくと、今はいったい何を考えていたのだろうと思う子どもがいますので、その子どもへの助けになる、また、それに子どもの発言を記録していくことも思考の足跡を残す意味で、よいと思いました。

 先生の意図的指名のうまさ(子どもをよく見ている、子どもの心のゆれをよくつかんでいる)は言うことはありませんが、さらに言えば、子ども側から「8÷5は何なのかがわからなくなりました。〇さん、説明して」などと発信できる子どもを育てたいと思います。極端なことを言えば、芝田先生が消えてしまっても、子どもだけで授業が進行できるようになったら最高です。こうしたことを望んでもけっして無理ではないといえる、つまりこの域に達することができる子どもたち(つまり、先生の力量は十分にあり)と思うのです。

 以上、勝手なことを書きました。どうぞお許しください。


 授業終了後はすぐに小牧市立一色小学校へ向かう。15時5分ごろ到着。放課後子ども教室で算数を指導されておられる熊澤さんからの依頼での飛び込み授業。

 3年生10人を相手に「17番目の秘密」を展開。3年生でも凄い。「2番目と17番目は同じになると思う」と予想したり、「1番目は0もあるはず」ときっちり指摘したり、「たまたまなったのではないかな」「他もやってみればいい」「秘密ってマジック?」など、授業の質を高めるとってもよいつぶやきが続く。そして時々、単純な計算ミスをするので、授業がさらに盛り上がる。子どもたちの発言に心の底から楽しませてもらった1時間。ああ、楽しかった。

 17時からの小牧市役所依頼のある会議に出席。1時間30分の濃厚な会議。19時ごろ帰宅。

 21時からは、初のアップデートゼミ(オンライン)。僕は「指導と評価」ゼミの顧問。今回は「主体性」がテーマ。若い教師らの話し合いを聞きながら大いに刺激をもらい、さらに混迷をきたす助言。これが僕の役割なのだと認識してのこと。

 こんなに盛りだくさんの1日も珍しい。やっぱり授業は見るのも、するのも楽しいと感じた1日。

 研究室HP記事は、発信がかなり遅れてしまったが、「8期生にもやってきました、夏!」。とにかく読んでやってくださいませ。

 研究室HPのトップ写真も入れ替え。ゼミ生らの笑顔で癒されてください。