研究室日記

中学校教育実習での学び(尾崎)

公開日
2024/11/28
更新日
2024/11/28

学生の学び

 こんにちは!10期生の尾崎勇吾です。今回は10月28日〜11月22日の4週間で行われた、中学校教育実習で学んだことについて記事にしていきます。


 中学校教育実習では、小学校教育実習とはまた異なるたくさんの良い学びがありました。その中でも自分は特に授業について、さらに多くのことを学びました。今回はその中から、今後一生大切になってくることを特に2つ取り上げていきます。


 1つ目が、子どもに対して投げかける言葉についてです。授業をしていく上で、子どもに指示を出したり、説明をしたりする際、必ず言葉を使います。その際の言葉の使い方や言葉選びを考えるとより良くなるということを学びました。具体的には子どもに対する発問です。子どもに発問をする際、どうしても自分が理解していることを伝えてしまう場面が多くありました。しかし、自分が理解していてもそれが子どもに伝わっているかどうかは全くの別問題であることを学びました。発問が抽象的であったり、子どもにストンと落ちる言葉ではなかった場合、子どもの頭にははてなマークが浮かびます。そうならないために最も大事なのは、子どもの立場、気持ちになって自分の発問を考え直すということだと玉置先生から指導を受けました。自分の中で理解していることをそのまま子どもに伝えるのではなく、子どもが理解できるように噛み砕いて伝えることでより良いものになるということを学びました。


 2つ目が、授業の中心となる子どもの存在についてです。自分は授業がより良く進行していくには、理解度の高い子どもの考えを共有し、同じ土台に乗せることが大切だと考えていました。もちろん、それも大切だし、適切な考え方を全体で共有することも必要だとは思います。ですが、それよりも「わからない」と考えている子どもが中心にいることが何より大切であるということを学びました。「わからない」と考えている子どもの意見をつかみ、共有し、全員でわからない点について考えたり教え合ったりする。これが授業において最も大切であり、教師のやるべきことの1つではないかと考えました。学力をA〜Cの3段階に分けた時、教師がCの評価にあたる子どもをBに引き上げ、Aの評価にあたる子どもがBの評価にあたる子どもと学び合ったり、教えたりしてAに引き上げる。これが理想の形なのではないかなと考えるようになりました。そうするためには、子どもの実態に合わせて様々なやり方を取らなければならないし、教師自身が学び続けて変えていかないといけないということも感じました。そのためにこれから色々な経験をして、多くの方法を吸収していきます。


 今回の中学校教育実習では、これからの教師人生の糧になることを本当にたくさん学びました。この学びを教授してくださった多くの方々に感謝して、これからも頑張ります!(尾崎)