研究室日記

2024年7月27日仕事日記

公開日
2024/07/28
更新日
2024/07/28

仕事日記

 数学原稿チェック修正。8時過ぎに家を出て、地元駅から名鉄岐阜駅へ。会場のじゅうろくプラザへ。9時15分ごろ到着。会場で簡単なプレゼンづくり。龍崎先生、山田先生、石川先生と打ち合わせ。

 10時、「いのちの授業を体験的に学ぶ」セミナー開始。本日で4回目。最初は、山田貞二先生と石川眞奈美先生(ゲストティーチャー)による、「つながるいのち」の授業。素晴らしい授業!

 後半は「いのちの授業を創る」と題して展開。僕は授業ポイントを動画で撮り、10分間で整理。それを再生しながら、授業者の思いや技術を二人に質問しながら明確にする流れ。ときに龍崎忠先生に学問的に価値付けしてもらう質問をする展開で1時間。足を運んでいただいた方には、満足していただいたと思う。感想を待ちたい。

 じゅうろくプラザのレストランでゆったり昼食。若干の仕事。

 14時から「創りMath」例会に久しぶりの参加。K先生の日本数学教育学会全国大会での発表リハーサル、H先生は「教科書を活用しよう」と提案。僕は日数教の思い出から分科会での在り方を伝えたり、教科書活用の提案に関連して、最近、僕が主張している事柄を聞いていただいたりと、心理的安全性が高い会なので、自由に発言(笑)。僕の主張にヒントもいただけた。

 3時間ほどの会の中で強く頷いたのは、鈴木明裕先生が主張された本質をしっかり捉えること。例として出されたのは、志水廣先生が主張された「復唱法」や「〇つけ法」。その本質をとらえず、表面だけ理解して模倣している人が増えたことが残念であり、勢いを無くした要因と言われたこと。確かに「復唱法」の本質は、子どもの言葉を丸ごと受け入れ、教師はそのまま復唱することが重要だということだ。志水先生は、数多くの授業を見る中で、教師が子どもの発言に勝手に付け加え、教師が思うように解釈して進める授業があると気づかれ、それを解消するために「復唱法」という文言で注意喚起されたことが原点。しかし、「復唱法」という文言が広がるにつれて、本質が見失われ、技術だけに注目されたことは確か。世の中にはこうしたことがいっぱいある。僕が学校講演の冒頭で、その学校の研究主題に示された子ども像に対して、なぜこのような子どもを育てたいのですか、と聞く理由もここにある。

 帰宅。午前・午後と濃厚な関わりをさせていただいて、いつものことだが疲れはピーク。これまでこんなに疲れることはなかったのに・・・(泣)。

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