夢現大は、無限に
- 公開日
- 2008/10/11
- 更新日
- 2008/10/11
交流館
千葉のSさんよりメールを送ってくださりました。ありがとうございました。
朝夕冷え込み、秋本番という感じになってきました。志水先生は、お忙しい日々を送っていらっしゃると思います。夢現大300号達成おめでとうございます。
毎週末に配信される夢現大を楽しみにしています。思えば、6年前、先生のことを知って公開講座に参加し、そこで夢現大のことを知りました。インターネットの契約をし、配信してもらうようになりました。そして、この6年間、夢現大でたくさんのことを勉強させてもらいました。並行して、紹介して頂いた本を読んだり、年1回の公開講座で直接お話をうかがったりして、自分で言うのは本当に図々しいのですが、教師力が俄然アップしました。算数に限らず、他教科の指導でも、生徒指導面でも子どもへ愛のある温かい指導ができるようになったと思います。それは、まず子どもを認め、わずかな成長やよさでもほめて伸ばしていくという志水先生のお話からたくさん学ばせて頂いたからです。これからもよろしくお願いいたします。
夢現大303号で3年「あまりのあるわり算」について先生が書かれていましたが、自分の指導が終わったところだったので、指導のふりかえりをしました。先に知っていれば、確実にポイントを押さえた指導ができたなと思いました。
今回、1学期のわり算がどのくらい理解できているかテストをし、その結果で習熟度別グループに分けました。子どもは自分でグループを選んだのですが、下位児Gは10名以下にしようということで、事前に考えていた子たちをうまく入れました。8人が二人組を作る問題で復習したあと、9人が二人組の問題をしました。わり算の式を書いたものの「わり算じゃできないや。」と式を消して考えたり、「2の段に答えがないからできないよ。」と困ったりしています。学級でやると、「できるよ。」という子が出て、進んでいくところですが、みんなで困っていて、「まあ〜、1時間目に予想される困り感が、本当になってる。」と驚きを感じたくらいです。「困った時はどうする?」と尋ねると「絵で考える。」「だんごを書く。」と返ってきたので、具体物で考えていきました。そして、「四組できて1人余る、これが答えだよ。」と教えたのですが、志水先生が、⑧子どもの気持ちに書かれていたように、「へ〜、ぴったり割れなくてもいいんだあ。」と驚いていました。素直な反応に復唱法が活用できました。でも、何しろ立式するのにも、九九で答えを探すのにも時間のかかる人たちです。しかし9人だったので、○付け法でどんどん○付けし、声をかけ、指導していけました。「先生、僕にも○つけて。」「先生、できたから見て見て。」と、何と生き生き学習するのだろうとうれしくなりました。「ここがこうなるよね。だから?」と声かけすると、「あっ、そういうことなの!わかった。先生ありがとう。」と教師冥利に尽きる言葉をもらえて楽しかったです。自分の学級に戻る時に「先生、また明日ね。」とうちの教室を出て行き、自分の学級に戻って「あ〜楽しかった。」と言っていたと聞き、○付け法と復唱法のおかげだと思いました。わり算の答えを見つけるために、教科書の九九の表(九九の決まりを見つける学習で使った表)を引き出して使っていましたが、わり算が正確にできるようになりました。教師も子どもも算数の楽しさ、わかる楽しさを味わえたと思います。
志水先生、お忙しい中で、あれだけ充実したメール便りを発行することは大変なことだと思いますが、これからもよろしくお願いします。
*国語の公開を控え、ばたばたしていますが、学担2人と算数の指導に入ってくれている教務の3人で算数の打ち合わせをし、「算数の公開みたいだね。」と言われています。