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キーワードの板書

公開日
2022/04/01
更新日
2022/04/01

算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など

数直線上に650はどこかを下平先生は質問した。
子どもは、「100ずつ数えていって、つぎに10とびで数えると650になる」と発言した。
この発言をあなたは、キーワードだと考えるかどうかである。
この発言は、650を見つける方法であり、理由でもある。
だから、キーワードである。
さらに言うと、数直線を見る場合に、10ずつかぞえていっても650にはたどりつく。
しかし、大きな単位の目盛りから数えてみる、つぎに小さな単位の単位を数えてみるといった数学的な考え方がそこにある。
だから、大事なことで押さえたい事柄である。
大事だと思わない限り、教師は板書しない。

キーワードを意識して板書することで授業が子どもがつくる場へと変化する。
ぜひとも、この教材のキーワードは何かを予想して、本番の授業で板書してみてほしい。

[志水廣の公式ホームページ]長野県岡谷小学校訪問より