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取り入れる力 2

公開日
2010/07/03
更新日
2010/07/03

今日のひとこと

7/4 今日のひとこと
伸びる人は、取り入れる力を持っている人である。
では、取り入れる力はどんなものであろうか。
第一に、真似をする力である。
第二に、真似の次に自分なりにアレンジできる力である。
授業力について考えてみよう。

まず、真似をする力は、まずは分析から始まる。授業の上手な人がいる。
この人の言葉の分析、どんな言葉で、どのように話しているのか。
表情、間などについての分析がいる。
この分析なくして、真似はできない。
次に、言葉を真似てみる。表情、仕草、語り口調などを真似てみる。
本当は、真似てみた様子をビデオに撮ればよい。そして、本の上手い人とのギャップを見つける。
そのギャップが分かれば、近づくようになる。
だいたいにおいて、校内研究会でも、地域研究会でもビデオ片手に撮影にくる人はいない。これまでの記憶では、長野の百瀬先生、京都の木原先生ぐらいである。百瀬先生は、私の講演のときは必ずとっていた。このお二人は授業がうまい人である。それでもなお、ビデオに撮るのである。

こいう努力があって、次に自分なりにアレンジしていくのである。

(校内研究会のときに、ビデオを後ろで撮影しているかどうかは、一つのバロメータである。)
[志水廣の公式ホームページ]