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福岡県田川郡金田小学校訪問 悩みは何?

公開日
2012/11/09
更新日
2012/11/09

志水廣関係の講演・学校訪問の報告

金田小学校を訪問した。7学級を参観した。
落ち着いた授業が展開されていた。

その中で、柳沢先生の授業は見所があった。
かけ算の筆算の授業であった。
24×3を筆算でやらせたところ、困っている子どもが多くいた。
これを先生は見逃さず、質問してみた。
「悩んでいるのはどこですか?」
すると、「繰り上がりのある数字をどこに書いたらいいか分からない」と子どもは答えた。ここから子どもたちの悩みを共感して、授業を進められた。
子どもに寄り添った授業とはまさにこのことをいう。
その後も子どもたちははりきって、繰り上がりのある筆算をがんばり抜いた。
子どもの鉛筆の手が止まっているときは、
「困っているところはどこですか」「悩んでいるところはどこですか」
と「心」を受けとめる質問をしてほしい。
すると、授業は打開できることが多い。
困っているところは、実は宝物へと変換する一歩手前の財産である。

一番下の写真は、授業診断の様子である。
このときの柳沢先生の話もドラマであった。これは後日報告したい。