○付け法への招待130 安全基地
- 公開日
- 2014/05/17
- 更新日
- 2014/05/19
算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など
5/18 今日のひとこと
算数数学の授業における、自力解決の場面について述べる。
不謹慎かもしれないが、自力解決の場面を仮に戦場にたとえてみたい。
自力解決に向かう子ども達は、十分な武器をもって立ち向かう子、不十分な武器をもって立ち向かう子・・・など様々である。
子ども達は、航空母艦から出撃する飛行機とする。
戦場から帰ってきた子どもたちは次のように分かれる。
ある子どもは、戦果をあげて帰還、
ある子どもは傷つきながらも戦果をあげて帰還、
ある子どもは傷つきながらも戦果なしで帰還、
ある子どもは傷ついて戦場で墜落。
教師は、その様々な子どもに対して、トップグルーブだけを相手にしていないか。
傷ついた子ども、墜落した子ども、この子ども達をどうするのか。どうしたいのか。
どれもあなたのクラスの子どもである。
自力解決は子どもたちにとって、まさにわくわくの体験ではあるが、勝つこともあれば負けることもある。
私は、はじめから負けるのがわかっていながら出撃させたりはしない。
また、出撃してふらふらになっている子ども達を救いたい。
だから、○付け法をするのである。
教師は、航空母艦でいたい。
戦うのに十分な武器をもたせたいし、また、苦しい戦いのときは支援・指導をしたい。
もしも、墜落しそうな子どもたちには、強力に指導してあげたい。
この気持ちを全国の教師に訴えたい。