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メールブック7月号「悠・愉」 記事の一部

公開日
2014/07/12
更新日
2014/07/12

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7月号に、国語の学力を高めるの連載で一宮の伊藤彰敏先生が書かれている記事を紹介しよう。

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「授業力={教材把握力×子ども把握力×授業技術力}×精神エネルギー

この公式が、志水先生との出会いでした。何気なく読んでいた教育雑誌で見つけたこの公式には何かストンと落ちるものがありました。特にかけ算になっているという説明に「そうだよなあ。
どれか一つが小さい値だと全体として低くなる。なるほど」とうなりました。{教材把握力×子ども把握力×授業技術力}についても、指導案の教材観・生徒観・指導観と符合します。
すぐに志水先生の書籍を全部注文しました。その中の1冊が、『算数好きにする授業力』でした。その中に、「元気になる本を持とう」という項があります。精神エネルギーを高めるための本が紹介されています。「算数の本でしょ。どうして」。驚きでした。失礼ですが、数学という教科に無味乾燥な記号の世界というイメージのあった私にとっては、衝撃でした。と同時に授業の基底部にある深いものの存在に気づかされました。発問、指示、指名などの技術という表層のみを見ていた自分にとって、蒙を啓くものとなりました。
同僚の数学の先生に「志水先生って、知ってる?」と尋ねると、「一宮市にも指導にみえてますよ」ときたものですから、これはツイてると、横着にも志水先生の研究室に押しかけ、校内現職教育に来ていただくことをお願いしました。
これまで、授業づくりは素材研究・教材研究に力を注ぐと考えていた私にとって新たな地平に立ったという気持ちになりました。・・・」
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伊藤先生との出会いは15年くらい前になると思う。
国語の先生なのに、しかも中学校の先生なのに、研究室に押しかけてきた。
この熱意に打たれて中学校を訪問することとなった。
たくさんの人の授業を見た。その中に、数学の山内良仁先生もいた。
伊藤先生の授業は「すごい」。生徒がやる気になる。探求していく。
そして、現在、「悠・愉」に連載記事を、また先日の公開セミナーでは模擬授業をしていただいている。
上の伊藤先生の記事の中であなたはどこに感心するか。
私は「元気になる本」のところである。
大事なんだよ。