UD31 5つ目のポイント
- 公開日
- 2014/09/17
- 更新日
- 2014/09/17
授業のユニバーサルデザイン
9/15のプログで、算数授業のユニバーサルデザインを考えるとき、4つのポイントを提案した。
1.視覚化
2.焦点化
3.共有化
4.そろえる化
今日は、もう一つ追加したい。
5つ目は、「つなげる化」である。これは、前の考えとつなげることである。
思考の道筋をつなげさせるのである。そういう手立てをこうじたい。
例えば、6の倍数はどういう数かと問われると、6.12.18.24.・・・と例を挙げることになる。・・・Aの説明
あるいは、6に整数をかけた数と言ってもよい。・・・Bの説明
次に、ある数が6の倍数かどうかを判断するためにはどうすればよいか。
このためには、Aの説明では限界がくる。
だから、Bの説明が必要になってくる。しかし、6×□でもなかなか説明できない。こういうときは、Bの説明の言い換えかが必要になる。すなわち、
6の倍数とは、6で割り切れる数のことである。・・・Cの説明
Cの説明であると、10は6の倍数か、105は6の倍数か、・・・などの場合に適用可能である。
このように、AとBの説明からCの説明へとつなげることを「つなげる化」と呼ぶことにしよう。
このことが役立つのが、上の場面である。