学校日記

第9回セミナーは、中部学院大学の後藤孝文先生をお招きして「学び合う学びとヒドゥン・カリキュラムについて」をテーマに開催します。

公開日
2021/11/09
更新日
2021/11/09

社会連携

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12月11日(土)は、中部学院大学の後藤孝文先生をお招きして、
第9回セミナー「学び合う学びとヒドゥン・カリキュラムについて」を開催します。

<セミナー内容>
はじめに、小牧市内の学び合う学びの系譜について、長年に渡り携わってきた経験をもとに少しお話しさせていただきます。
タイトルにある「ヒドゥン・カリキュラム」は、隠れたカリキュラムあるいは潜在的カリキュラムと呼ばれています。この用語の歴史はまだ浅く、1968年にシカゴ大学のフィリップ・ジャクソンによって提唱されたものです。例えば教室においては、絶えず子ども達は教師からの賞賛や評価のまなざし、あるいは「〜しなさい」という命令の中で過ごしています。すると、知らず知らずのうちに子ども達は自分自身の欲求に従って行動するよりも教師の欲求に奉仕して行動することを学ぶというものです。
教師が意図するしないにかかわらず、子ども達に伝わる雰囲気と言ってもよいかも知れません。しかし、この雰囲気こそが学び合う学びをめざす学級においては重要ではないでしょうか。ヒドゥン・カリキュラムについて実例をもとに学び、学び合う学びの授業づくりに生かせる方策を参加者の皆さんと学び合いたいと思います。(後藤より)

<後藤先生のプロフィール>
小牧市の小学校、中学校理科の教師として携わり、1996年からは小牧市教育委員会指導主事、また、学校教育課長として教育行政に関わられました。さらに、小中学校3校の校長職として学校づくり、授業づくりに強いリーダーシップを発揮されました。毎年行われた公開授業研究会では、多くの参観者から注目されるなど、卓越した学校経営により協同的な学びの中心校をつくられました。
2014年からは、学びの共同体研究会スーパーバイザーとして、県内外の多くの学校を訪問され、学び合う学びの学校づくりのネットワークを広げられています。また、岐阜聖徳学園大学、中部学院大学の非常勤講師として、現在も教員を目指す学生の指導にあたってみえます。一方、小牧市社会教育委員、小牧市音楽連盟会長、小牧市吹奏楽連盟理事長等の要職を務めておられ、長年に渡り吹奏楽指導者としても活躍されています。