中川裕子先生、安齋藍先生による8月7日セミナーを実施しました
- 公開日
- 2021/08/14
- 更新日
- 2021/08/14
社会連携
8月7日のセミナーは、「豊かに生きるを、音楽科から考える」をテーマとして、中川裕子先生のファシリテーションにより、まず、参加者がブルタバを鑑賞し、感想交流をしました。その後、安齋 藍先生の授業ビデオを見た後、グループ協議し、全体の学び合いを行いました。
コロナ禍にあって、音楽の授業にさまざまな制約がかかる中で、リトミックボールの活用を通して旋律の身体化を手掛かりとした鑑賞活動は、対話的で探究的な学びとなりました。子どもたちの発言には音楽的要素から始まり、生徒が曲の世界と出会い流域の旅をとおして、情景を言語化し、グループや全体で学び合っていきます。教室でおきた学びは「豊かに生きる」というアートの学びを具現したものになっていました。ご参加いただいたみなさんとの語り合いをとおして、参加者それぞれに豊かな学びが生まれる時間となりました。
参加者よりリフレクションをお預かりしました。ここにお二人を紹介します。皆さんのリフレクションシートは、配布文書一覧からご覧いただけます。
◆すばらしい取り組みだと思いました。
身体表現を通して、音楽を捉えてもらうことで、自分の感性に深く気づき、そして自信がもてるように思いました。
楽器のテクスチュアに深い理解を得て、それが、音楽全体への興味につながっています。自分が、どのような感受性をもっているのかを、アウトプットすることは、受け止めてくれる他者を信頼していく道になります。相互の存在を認め合う体験が、個の尊重に発展してゆきます。私にとりまして、深い学びの体験になりました。感謝いたします。
◆自分の鑑賞の授業は、曲を紹介して感想を書くというような何の工夫も見られないもので、日々、どうしたものかと思いながらも、繰り返しでした。校長先生から、「こういうセミナーがあるからどうだ。」と紹介され、内容を読ませていただくと、毎年、自分がマンネリ化している「ブルタバ」の授業の研修ができるということで、大変興味をもち、私のようなものが参加するのは場違いかもと思いながら、勇気を出して申し込みました。
安齋先生の授業、研究協議での先生方の意見を聴き、本当に勉強になりました。そして、自分の今までの指導を反省するとともに、9月からの授業に生かしていきたいと思います。
今日は、本当にありがとうございました。