子どもたちとふれあう場で感じたこと
- 公開日
- 2016/07/11
- 更新日
- 2016/07/11
仕事
学校評議員をしている中学校の青少年健全育成会議に参加しました。それに先立って午前中に授業公開があり、保護者がたくさん参観していました。
入学時と比べて、3年生がずいぶんとしっかりとし、落ち着いてきたように感じます。学年主任を初めとする先生方の子どもたちへの地道な働きかけのおかげでしょう。この年頃の子どもたちは、周囲の対応で変わっていくものだと、あらためて実感しました。
やはり気になるのは、新1年生の様子です。中学校生活にしっかりと適応できていることが一番です。入学式以来なので、楽しみです。
子どもたちは中学校生活になじんでいるように見えます。入学式の時に気なった規律は、先生が意識して指示しているような場面ではきちんとします。しかし、次の場面に移るとすぐに緩んでしまうことが気になりました。学習に対するエネルギーも少し低いように感じました。グループ活動などもちゃんと参加しているのですが、自分たちで答を見つけようとしているというよりは、とりあえずグループになって話をしているだけのように見えるのです。話し合いは話し合いとして、最終的に全体の場で出てくる結論を待って、それを受け入れればいいと思っているように感じます。学ぼうという意欲があまり感じられませんでした。
青少年育成会議は、地域の方と子どもたちでふれあう活動があるのが特徴です。
この日私は、1年生の男女中心のグループに入りました。子どもたちがなかなか自主的に口を開きません。大人がいたからかもしれませんし、たまたま集まった子どもがそうなのかもしれませんが、数年前と比べてもかかわれなくなっているように感じました。
なかなかしゃべらない子どもに対して、まわりの子どもがかける言葉が、結構きつい口調なのが気になります。人間関係ができているのでそのような言葉をかけられるのかもしれませんが、受容的な言葉より、攻撃的な言葉がたくさん聞かれました。私は、あえて場を仕切ることをせずに子どもたちにまかせて様子を見ていましたが、他のグループでは、大人が積極的に話しかけて、盛り上げようとしていました。子どもたちが中心となって場をつくることがなかなかできていないように見えました。
子どもたちの人とかかわる力が落ちているように感じました。いろいろな場面で子どもからやらされている感もただよっています。この日1日だけで結論を出すことは乱暴ですが、こういったことが、子どもたちからエネルギーを感じない原因かもしれません。
子どもたちをていねいに見守る必要性を感じました。2学期は体育祭や、地域と共同で行うフェスティバルもあります。ここでじっくりと子どもたちの様子を見させていただこうと思います。