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第17回器械運動系領域部会

公開日
2024/12/11
更新日
2024/12/10

器械運動系

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◯実証授業を終えて(成果と課題)

ー第7時で技に対する言葉がけを多く行なったところ、運動とのかかわりの「する」が高かった。もっと前の時間から技についての言葉がけを多く行なっても良かった。例えば2、3時間目に技の提示をするなど再検討が必要になる。

ー学習課題のもたせ方は適切であったか。児童アンケートを見ると、「自分のめあて」もって取り組む意識が多く見られた。しかし、次回のめあてにつながっていない様子が見られた。

ー児童の様子について、「怖い」とマイナスな感情を抱く児童が少なかった。児童が自由に学習を進められる環境の中で、教師が見取ることが十分にできていないのではないか。

ー教師の指導技術に頼る形になってしまいそう。資料の精選をしていく必要がある。

ー技の示すタイミングは単元の初めでないと、児童のゴールイメージにつながらず、初めの3時間がもったいない。「技」を金メダルに設定してはどうか。

ータウンの多さや難易度は適切であったか。難易度の低いものは感覚つくりの運動に入れる。難易度の高いものの中で、技を超えてしまうものがあった。



◯須藤先生より

「技」の出会わせ方が部会のウリ。そこがどうだったかを中心に話し合っていったほうがいい。学習過程の改善点、良かった点について整理していく。

児童アンケートから伸びたところは「なぜ伸びたのか」を検討していくことで、成果と課題が見えてくる。手立ての有効性について話し合いを進める。


ー学習過程

「成果」

技に対してマイナスに感じる児童が少なかった。

楽しさや喜びを多く味わえていた。

学び合いや認め合いが多く見られた。

「課題」

技を知るタイミングの再検討。

前転をみんなでできるようにすることで、学び方を習得させて他の技に生かしたほうがいいのでは。

3時に「またやりたい」が低下している。運動が飽和しているのではないか。


ー学習環境

「成果」

資料の活用によって学び合いが促進された。

資料に示されている動きの視点が児童に伝わっていた。見合う必要性につながっていた。

友達と共に学習活動が多く見られ、児童のアンケートからも高い値があった。

「課題」

場が多かった。感覚作り時間を長く取っても良かった。そこで場の技術を身に付けられるようにする。

技を超えるレベルの金の運動があったので、もう一度選定が必要。

技の挑戦までの場が多く、前転の習得率が低かった。