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第10回 器械運動系領域部会(Zoomミーティング)19:00〜

公開日
2021/09/16
更新日
2021/09/15

器械運動系

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令和3年 9月15日 水曜日

今年度、第10回目の部会をZoomにて開催いたしました。
常任理事の先生方を含めて約15名の参加でした。

◇全体会
【夏季合研反省】
1.夏季合研の質問を受けて
〇実証授業1における教師が意図していない子供の動きについて
 →全体で共有したい動き(器械運動につながる動き)をしている子に焦点を当てて、紹介したり、真似したりするように促していく。

〇実証授業2での子供が技と出会う場面について
 →運動遊びとの接続を意識していくことが大切。本部会では、運動と「出会う時間」を設定し、2年生の運動遊びの学習から、自然に運動遊びと技がつながっていることに気付かせる活動を取り入れた。子供に「やってみたい」や「できそうだ」と思わせるようにしていく。

〇3年生の段階で教師がねらいとすることについて
 →3年生では技と出会うことを重視しているので、取り組む時間が短くなっている。3・4年生の2年間で考えて、4年生で取り組む時間を多く設定している。3年生で開脚跳びをできるようにすることが目的ではない。また、「できる」の捉えとして、技ができることだけに特化せず、「前時よりうまくなった」や「技のポイントができた」、「簡易化された場でできた」など、「できる」の捉えは子供一人一人に対し、多様にあると考えている。

〇学年による子供の学習課題の考え方について
 →子供の指導に役立てるために大きく3つの姿として捉える。事前に子供の姿を想定し、個に応じた手立てをしていく。3年生の初めに、学習課題2の子供もいれば、学習課題3の子供もいる。既習事項を基に思考していくが、進むや戻るという順序があるものではない。一人一人の学習をより質の高い思考に促すために、すみ分けているということを強調したい。

〇器械部が考える目的意識について
→目的意識とは、単元を貫く子供の意欲のことである。器械運動の学習において、自分のゴールを目指す学習はとても大事となる。器械運動系の学習では、跳び箱、マット、鉄棒、全ての単元で初めに目的意識をもつ時間を設定している。

2.今後の研究への生かし方
・実証授業1を通して考えられた子供の学習課題について検証し、実証授業2に生かすこと。
・広く一般化を図るために、使用する言葉の整理を行い、部会の提案をよりよく説明すること。
・単元計画の7時間分の1単位時間ごとの細案を作成する。単元を通して児童の実態(学習課題について)どのように見取っていくか研究を深める。
・子供が技と出会う場面(提示する場等)の詳細について研究を深める。
・グループ学習の仕方、ICT資料の活用場面の詳細について研究を深める。
・学習資料(ICT教材跳び箱アプリ・学習ノート・学習カード・掲示物)の完成を目指す。
・新教材、学習の進め方や場の準備の仕方等のICT教材を作成する。
・夏季合研の協議会でニーズがあった、高学年の学習過程案を作成する。

◇各分科会
【単元計画】(場の決定・高学年単元計画検討)
 ・2年生の運動遊びの場をベースに行う。平場も用意する方向性で検討している。
 ・「踏み切り」「着手」「着地」をしっかりと意識付けしていく。
 ・高学年の学習過程は、5年生では、中学年で学習した技について振り返り、目的意識につなげていく。

【学習資料】(今後の予定確認・学習ノート・技カードの内容確認)
 ・学習ノートについては、一部修正をしていく。
 ・技カードは連続写真を元に、技の練習方法についての部分も完成させていく。

【評価検証】(単元前アンケート最終確認・毎時間のアンケート調査)
 ・毎授業毎のアンケートは、ロイロノートを活用していく。
 ・アンケートをもとに、どのような手立てが有効であったか、どのような意識で取り組んでいたのかを検証していく。



次回の部会は、9月21日(月)に19:00〜zoomにて行います。


また、次の実証授業は、11月5日(金)に品川区立芳水小学校にて3年生「跳び箱運動」を予定しています。


器械運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は
ぜひ、お近くの部員までご連絡ください。
多くの先生方の参加をお待ちしております。
https://www3.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=1350006&frame=frm553d8132c3127