研究室日記

8月19日 知立市教職員研修会での学び(尾﨑)

公開日
2025/08/21
更新日
2025/08/21

学生の学び

こんにちは!10期生の尾﨑勇吾です!今回は8月19日に行われた、玉置先生講演の知立市教職員研修会に参加して学んだことを記事にしていきます。


今回の講演はテーマは、「これからの時代を生き抜く子どもを育てる学校、学級、授業づくり」というものでした。私は今回の講演を聞いて、「これからの時代を生き抜く子ども」とは、「自ら主体的に考え、かつ周囲の仲間と協働的に考える子ども」であるということを学びました。ICTが導入されたこともあり、一人一人が自ら学習する機会や、周囲の子どもと協働的に学習する機会が増えました。教師はこれらの機会を活かし、子どもの「主体的・対話的で深い学び」を促進させていく必要があると改めて考えました。


これらを高めていくためには、特に玉置先生が日頃からお話されているように、振り返りが必要不可欠であるということを改めて強く感じました。玉置先生は「振り返り=自らを知ること」であり、振り返りをすることで自ら学習を調整し、高めていける「自立した学習者」を育てることができるとおっしゃっていました。私は、自ら主体的に学ぶ「自立した学習者」を育てていくことで、「個別最適な学び」をより促進させることができるだけでなく、周囲の子どもと自分の考えを共有し学んでいく「協働的な学び」も促進させることができると考えました。そして、個別と協働を一体化させることで、「主体的・対話的で深い学び」がより促進されていくということを、改めて細かく理解することが出来ました。


また、今回の講演の中で「中核的な概念」という初めて聞く言葉がありました。これは玉置先生が何度もお話されている、「今日の授業の中で一生覚えておくと良いこと」と同じ意味をのものでした。授業の中で一生覚えておくと良いこと、すなわち「中核的な概念」は、問題によって変わるものではなく、単元を通してずっと使っていける考え方です。これを獲得することで子どもは、単元を通してより深い学びを充実させることができるということでした。また、私は「中核的な概念」を子どもの引き出しの中に存在させることで、時には単元を飛び越えて深い学びが促進されるのではないかと考えました。そのため、教師は授業の中で子どもが「中核的な概念」を獲得することが出来るような手立てを考え、すなわち振り返りを促進していく必要があると感じました。


今回の講演で、振り返りの必要性を今まで以上に強く感じました。自立した学習者を育てるのはもちろん、「中核的な概念」を獲得するのにも振り返りが必要不可欠です。振り返りは子どもの「主体的・対話的で深い学び」を促進していくために絶対に必要な手立てであるということを改めて強く学びました。今回の講演を、来年度より教壇に立って授業をしたとき、すぐに活かして行けるようにしっかりと「振り返り」、自分のものにしていきます。


今回はこのような機会を作っていただき、そして貴重なお話をして頂いた玉置先生、講演会の運営をして頂いた知立市の先生方、本当にありがとうございました!(尾﨑)