2026年1月22日仕事日記
- 公開日
- 2026/01/24
- 更新日
- 2026/01/24
仕事日記
積雪が心配で外を見る。これなら大丈夫。今日は味岡小学校へ岐阜から3名の学生が来るが、心配しつつ、天候は安心する。仕事日記書きが遅れている。「卒業論文発表会」と「子ども理解活動Ⅰ」の大切な出来事をしっかり記録。
8時過ぎに家を出て、小牧市立味岡小学校へ向かう。福地ゼミ生3名も無事合流。校長先生と懇談。1限6学級、2限4学級、3限1年生国語(特設)、4限3年生国語(特設)を参観して給食をいただく。すぐに動画整理。
5限5年生算数(特設)を参観して、1時間ちょっとで動画整理。プレゼンの形にまで仕上げて、研究協議(全体会)を迎える。
演題は「学び合って伸びる味岡の子 原点に返って考えようⅢ」。今回は次期学習指導要領の方向性(特に「深い学びの実装」)を伝えて、深い学びは、わからないと言えることから始まる、と話す。映像でその裏付け。その後、参観授業について動画を使って助言と提言。特に5限算数では「教科書活用」を推奨する事例を伝える。
校長室で3人の特設授業者一人ずつに価値づけとさらなる助言。
参観した福地ゼミ生から熱い感想が早々に届く。どの感想もボリュームがあるので、一人だけ次に紹介。学生でもここまで観察できるのか!と驚かれると思う。ぜひお読みください。
本日、小牧市立味岡小学校の校内授業研究会に参加させていただきました。貴重な学びの機会をいただいたので、自分の振り返りとして共有させていただきます。少し長くなってしまったため、2つに分けて投稿させていただきます。
今回、初めて愛知県の教育現場に触れさせていただいて、正直すごく刺激を受けました。子どもの授業に向かう姿勢や、先生方の空気感、学校全体の雰囲気が、見学させていただいている岐阜の学校とはまた違う良さがあって、自分の視野が少し広がった気がしています。参加できて本当に良かったです。
その中でも特に印象に残ったのが、3年生国語「モチモチの木」の授業です。子どもが物語の中に入り込みながら、自分の言葉で考えを出していく姿が本当に素敵で、「3年生でここまで読めるんだ」と驚きました。この授業を通してと、玉置先生のお話を聞いて特に印象に残っていることが3つあります。
① 教師の発問の大切さ
モチモチの木の豆太の気持ちの変化を考える場面で、先生が「今までと同じ?それとも成長してる?」と問いかけていて、子どもたちが「成長した!」って口々に言っていました。
それを見て、子どもは先生の言葉をちゃんと聞いて、そこから一生懸命考えて、自分の意見として出しているんだなと感じました。しかし、子どもの中には豆太について「成長」だけじゃ表せない言葉を書いている子がいて、「怖かったけど勇気を出した」「立ち向かえる豆太だった」「豆太の中に前から強さがあったと思う」のように、第三者として外から俯瞰しているのではなく、本当に豆太の気持ちになって考えてる子がいるのが印象的でした。
だからこそ、問いがハッキリしすぎると、子どもの言葉が正解っぽい言葉に寄ってしまうこともあるのかなと思いました。もっと子ども自身の感じ方を聞きたいときは、
「今の豆太ってどんな気持ち?」
「豆太の心の中ってどんな感じ?」
みたいに、あえてふわっと聞いた方が、その子の中にある言葉が出てくるんじゃないかなと感じました。子どもが物語に入り込んで言葉を紡ぐためには、先生が最初から枠をつくりすぎないことも大事なのかもしれないと思いました。
②授業内の教師の「焦点化」の大切さ
この授業は本当に子どもの言葉で進んでいって、意見がどんどん出てくるのが本当に凄かったです。特に「じさまぁっ」と「じさまっ」って同じ言葉でも、1回目と2回目で豆太の思いが違うってことに、子どもが自分たちで気づいて深めていった場面があって、そこが本当にすごいなと思いました。先生が強く誘導してるわけじゃないのに、子どもが自分で大事なところに気づけることは物語を自分ごととして読めてることだと感じました。
一方で良い意見がたくさん出るからこそ、最後の方で「今日の授業で一番大事にしたいところ」が少し見えにくくなる瞬間もあった気がしました。子どもの意見が豊かだと授業は広がりやすいから、そこで教師が
「今の意見、もう少し聞かせて」
「ちょっとその事みんなで考えたいね」
というように、出てきた言葉をつなげたり、まとめたりしていくことで、もっと深い学びになっていくのではないかと思いました。
子ども主体の授業となると、先生の役割が薄く見える瞬間もあるけど、実はその裏で「どの発言をより深めるか」「どこを焦点にするか」っていう判断がずっと必要で、そこが授業づくりの難しさでもあり面白さでもあるんだなと感じました。子どもの声を大切にすることと、授業としての到達点をつくること、その両方を支える教師の役割の大きさを学びました。
③ 「深い学び」は『わからない』から始まる
全体会で玉置先生が話されていた「深い学びは『わからない』から始まる」という言葉が、特に心に残りました。授業中に出てくる「わからない」は、『問い』が生まれたサインであり、そこから学びが動き出す瞬間なんだと実感しました。「わからない」と言えること自体がすでに大切な学びであり、そこからみんなで言葉にしていくことで、思考が整理され、理解へ向かっていくのだと感じました。
また、教える側も「どう言えば伝わるか」「自分は本当に理解できているか」を考えることで、学びが深まっていくという点にも強く納得しました。だからこそ授業をする時は「わからない」をそのままにせず、学びにつなげていく役割があると思いました。子どもの「わからない」を安心して出せる空気にしながら、問いとして扱い直していくことが大切だと感じました。分かっている子のペースで進める授業ではなく、「わからない」からこそ学び合い、子どもと一緒に考え続けられる教師でありたいと改めて思いました。
最後になりますが、本日はこのような貴重な学びの機会をいただき、本当にありがとうございました。先生方が温かく受け入れてくださって、お話もさせていただけたことが本当に嬉しかったです。今回の学びを、これからの教材研究や授業づくりに必ず活かし、教師力をつけ、少しでも成長していきたいと思います。本当にありがとうございました。