研究室日記

「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(白井)

公開日
2016/07/29
更新日
2016/07/29

学生の学び

7月9日に、鈴木中人さんが主催された「いのちの副教材を活用した模擬授業」セミナーに参加させていただきました。小児がんを題材にした「いのちの授業の副教材」への思いと使い方を学ばせていただき、とても貴重な体験となりました。

セミナーでは、初めに鈴木中人さんから、いのちの副教材を作ることになった経緯やいのちの副教材への思いをお話しいただきました。この副教材は、小学生の子どもが小児ガンで亡くなるという話で、これを授業で取り扱うということは、公教育の中で、死を子どもたちに教えることにつながっていくことが分かりました。私は、今の世の中、いじめによる自殺や、家族を傷つけてしまうなど命に関わる事件がニュースでよく見かけるように思います。そこで、学校現場でいのちについて考える機会を作ることは、とても必要とされていることなのだと感じました。

セミナーでは、その後、実際にいのちの副教材を使った模擬授業を玉置先生がしてくださいました。授業をしながら、授業についてどのような意図があるかを解説してくださり、発言を求める時の指名の使い分けの意図を知ることができました。私は、今まで発言について一度、教師が「そうだね。あなたは、〜と感じたんだね。」などの反応を入れるのが当たり前だと思っていました。しかし、トントンとリズムよく子どもたちの意見を重ねていくように指名していくのを体験できて、とても勉強になりました。

約2ヶ月後に控えている教育実習に向けて、とてもよい経験ができました。ありがとうございました。この機会を生かせられるように、がんばりたいと思います。(白井)

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