研究室日記

11月28日岡崎市立型埜小学校を訪問して(牧野紘)

公開日
2016/12/18
更新日
2016/12/18

学生の学び

 11月28日に、岡崎市立型埜小学校で行われた、算数科授業研究会に参加させていただきました。

 型埜小学校は、一学年一学級、一学級は10人満たないほどという、小規模校でした。校舎は様々な掲示物で飾られており、その掲示物からは学校の軌跡が感じられました。また、先生方、子どもたちは強く絆で結ばれており、給食を全校生徒で食べたり、学年関係なく遊んだりなど、何よりもあたたかな雰囲気に心を打たれました。

 まず始めは、玉置先生による算数の授業を見させていただきました。この授業は4、5年生合同で行われました。「握手」の問題だったのですが、どの子も真剣に考え、相談しあう様子が印象に残っています。極端に言えば、つまらなそうにしていたり、暇をしている子がいなかったのです。子どもたちみんながよく考え、楽しみながら頭を動かしていた授業でした。自分もこんな楽しい算数の授業を考えたい!と思うようになりました。

 次にランチルームにて、美味しい給食をいただき、その後に簡単なレクをさせていただきました。初めてサークル以外でレクリエーションをしたので緊張しましたが、校長先生が場を盛り上げてつないでくださったので、自分も楽しみながらレクをすることができました。レクリエーションの後は、子どもたちと一緒に外で遊びました。久しぶりに全力で鬼ごっこをしました。自分の体力の無さに驚愕しましたが、子どもたちから元気をもらいました!

 その後、初めて玉置先生の落語を生で見させていただきました。ゼミであることを忘れ、私自身も普通に楽しんで見ていました。子どもたちも笑い転げるほど、楽しそうに落語を聴いていて、見ているだけの私も嬉しくなりました。

 休み時間の後は、六年生の算数の授業を見学させていただきました。担任の小島先生と子どもたちの間には、しっかりとした繋がりが感じられ、時たま笑いの起こる楽しそうな授業を見て、なんだか羨ましく思いました!また、小島先生は子どもたちに問いかけをして、半分ほどの子どもしか挙手がなかった時、一旦子ども同士の教え合いの時間をとり、その後にもう一度「チャレンジ」と言って挙手をもとめていました。すると先ほどは手が挙がらなかった子どもが手を挙げており、小島先生はその子どもを見てあてていました。分かっている子どもをすぐにあてるのではなく、まずは共通理解を目指し、活躍の機会を広げて授業を進める、自分もぜひ真似させていただきたいと思いました。

 最後は研究会にもお邪魔させていただきました。先生方がお互いに高め合おうと議論されているところを近くで見させていただいて、とても勉強になったし、身が引き締まりました。

 盛りだくさんな濃い一日となり、行って良かったと本当に思いました。訪問させていただいてからは、来年度から始まる新たなスタートに、楽しみと、緊張と、自覚と、たくさんのことを考えました。貴重な体験を本当にありがとうございました。(牧野紘)