研究室日記

最後の学祭火舞いを終えて(牧野紘)

公開日
2016/12/26
更新日
2016/12/26

四方山話

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先日、大学祭がありました。私は毎年、サークルの出し物として火舞いを行っています。今年で最後の火舞いは、始まる前から終わった後まで、ずっと泣いていました。一段と思い入れが強かったからです。

私はサークルの中で火舞い係という役職です。

火舞いには、決められた技がたくさんあります。まずは基本の技7つを全部合格して、やっと火をつけてデビューできます。その合格を出すのが、火舞い係です。私はこの火舞い係をやってきて、悩んだこともたくさんあります。自分が技のテストをし、不合格を出し、デビューできずに泣いている仲間をたくさん見てきました。私はそんな大好きな仲間が泣いている姿を見るのがつらかったです。なんて声をかけてよいか分からなかったです。自分が合格を出しさえすれば、その子はデビューができるのです。

けれども、火をつかうという危険が伴う火舞い、きちんと技を見なければその子が危ない目に遭うし、事故が起これば大好きなサークルの存続にも関わります。心を鬼にして火舞い係を続けました。

そんな今までの想いがたくさん詰まった学祭火舞い、あっという間でした。もうみんなで舞うことがないなんて、実感が湧きません。しかし、確実に言えることは、このサークルに入って、火舞いを始めて、火舞い係になって、本当に良かったということです。(牧野紘)

写真は、仲間からもらったメッセージと、火舞いをしている玉置ゼミ生で撮った写真です。