6月12日第9回3期生ゼミ記録(丹羽)
- 公開日
- 2017/06/22
- 更新日
- 2017/06/22
学生の学び
こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回は宮本博規先生の「算数学び合い授業スタートブック」という本から菱川くんが紹介してくれた実践の中でも特に印象に残った内容を3つ紹介したいと思います。菱川くんの発表を聞いていて、「子どもたち同士が学び合う場面のある算数の授業」の要素がたくさん散りばめられていました。
まず、1つ目は子どもの姿を丹念に見とる、ということです。子どものつぶやきや、「例えば」、「でも」、「だから」などの算数言葉にきちんと目を向けてグループ活動を取り入れることで思考が広がって面白いなと思いました。教材研究においても、教師は何度もやる授業であっても、子どもにとっては一生に一回しかない授業だから全力で伝えようと努力して、手を抜くことは許されないのだと実感しました。
2つ目は思わず考えたくなる問題提示の工夫についてです。ブラインド効果やゲーム化を取り入れることで子どもたちは授業への期待、興味関心が生まれるので、生き生きとした授業になるというものです。私はここからいつも同じ授業をしてはいけない、クラスや一人一人の学習状況に応じた授業を工夫して、教材の本質を捉えた問題を子どもたちに提示することが大切だとかんがえました。
3つ目は、問題と真剣に向き合う時間を確保する、ということです。グループ活動や、アクティブラーニングのように、活発な授業をすることはとても大切です。しかし、低学年の子どもであれば、計算に集中する時間、問題に対して一対一で向き合う時間を作ることは大きな意味を持ちます。そのあとで、分からない子どもは、聞く努力をします。問題が出来てしまった子や、わかった子どもたちは、図や絵を使って分からない子にいかにわかりやすく教える努力をすることでよりより授業になるのだと感じました。
9月から教育実習が始まり、先生方の授業を見せていただか機会がたくさんあったり、自分がすることも増えると思いますが、ゼミで学んだことをたくさん生かして積極的に実習に取り組みたいです。(丹羽)