研究室日記

6月12日 第9回 3期生ゼミ記録(早川)

公開日
2017/06/23
更新日
2017/06/23

学生の学び

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皆さんこんにちは!
3期生の早川です。

今回のゼミでは、筑波大学附属小の先生の細水保宏さんの著書「算数のプロが教える学習指導のコツ」を読み、学んだことを発表しました。
ただ今回は少し自分の中で意識が違いました。それはなぜかというと・・・。

前日の夜、僕は発表に該当する本の部分を読み直し、いつものように発表しようと思っていました。
そこにある方から1通のメール。(一部を抜粋して紹介します。紹介していいかはわかりませんが)

『だれもがよく本をもとに発表していると思ってはいますが、私は決して満足していません(笑)。
そろそろ相手に伝えることを意識して、話しましょう。まず視線です。聴き手を見ながら話す努力をしてください。
聴き手を見ていないことは実は写真を撮っているとよくわかります。ほとんどの人が、視線が下になっているのです。実習で指導案を目にして授業をやるわけにはいきません。』

というものでした。
これを読み、自分のことを言われているようで、なんとかしなければと思い、当日の発表に臨みました。
特に毎回台本などは一切用意せず発表しているのですが、今回はとにかく「前を向いて、語りかけるように話す」ことだけを念頭において発表しました。
その結果として、自分の発表を以前よりバージョンアップ出来たのかはわかりません。ただ、いつもより自分の発表中での話し合いが自然と生まれ、今までとは少し違うなと言う手応えを感じることが出来ました。更に、14日に受けた教育課程論の講義前に「おとといの発表上手だったよ」とのお言葉を、メールの送信元の方から頂き、本当に嬉しく思いました。
(これが「褒めて伸ばす」なのか・・・?と、少し思ったりもしましたが、素直に受け取りたいと思います!!)

それでは長い長い前置きでしたが、今回発表した内容の中で特に大切だと思ったことを記します。
それは「想定外が『ナルホド!』を呼ぶ」」というものです。
発表では本の中に書かれていたお話しをそのまま引用させていただきました。以下がその内容です。

とあるセミナーの参加費が2,000円ではなく2,001円だった。2,001円ピッタリお持ちでない方には受付で1円を差し上げている。

というもの。一体何が主催者側の方はしたいのか、意図がみなさんはわかりますか?







そうです。1円の数で総参加者数をカウントしようとしていたのです。
決して、その方法が合理的であるとかでないとかそこに論点はありません。この答えを聞いたときに「あ〜。」「そういうことか」「なるほどね」などと思われたのではないでしょうか?その想定外なことを感じさせることが算数好きにさせるきっかけとなると書かれていました。

ただ計算をひたすらさせるのではなく、何気ない日常の中に隠れている算数に関わる出来事を授業の中に取り入れ、触れさせていくことで算数への毛嫌いをなくし、算数に対する前向きな考え・好奇心を子どもたちに育ませることができるのではないのかなと思いました。

最後になりますが、自分の考えや学んだことを発表すること、同時にこのように記事にすることが如何に難しいかを最近実感しています。
玉置ゼミに入るときに「書くことによって学ぶ」と何度も言われましたが、やっとその意味を理解でき始めたように感じる今日この頃です。まだまだ玉置ぜみ3期生は始まって約3ヶ月ですが、ゼミ長として玉置ゼミの名に恥じぬよう頑張っていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。(早川)