11月7日 3期生ゼミ記録(早川)
- 公開日
- 2018/11/21
- 更新日
- 2018/11/21
学生の学び
こんにちは。3期生の早川です。
今回は4年後期のゼミ2回目となる模擬授業を、小学校5年生の算数「体積」の単元で行いました。その際の気づきを記します。
模擬授業では、体積という概念を学んだ後の、少し複雑な形の立体の体積を求めるということをしました。L字型の立体の体積を求めることから授業をはじめましたが、その際にやってしまいました。
子どもたちに考えさせた後、発言を促す際に、「どのように考えたのか、みんなに説明しながら教えてください」と言ったのにも関わらず、2人目の発表以降は「どのように分けて考えたのか・・・」と言ってしまったせいで、1人の子の顔が曇りました。そうです。その子は、立体を大きく捉え、そこから余分な部分を引くという考え方をしていたため、手を挙げることができなくなってしまったのです。
授業の幅を広げるのも先生であれば、狭めるのも先生。無意識のうちに、先生が進めたい授業の方向性が言葉として出てしまうのは、怖いなと実感させられました。
また、私と同じ数学専修の嶋藤さんは、僕がその立体について、子どもが考えうる解法数を超えて、数パターンを提示してくれました。教科書にある図の数値が、なぜその数値になっているのか、自分の頭だけでは気づけないことに、周りの人と意見交流することで気づくことが出来ます。
これで、自分は2回の模擬授業の役割を果たしましたが、今後まだまだ3期生の仲間の模擬授業は続きます。毎回のゼミを大切にして、多くのことを学び得ていきたいと思います。(早川)