研究室日記

2月7日味岡小学校での学び(加藤奨基・木下・中西)

公開日
2019/02/21
更新日
2019/02/21

学生の学び

 こんにちは!4期生の加藤奨基・5期生の中西・木下です。2月7日の小牧味岡小学校での学びを書かせていただきます。

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 こんにちは、四期の加藤奨基です。父のチャーハンに対する熱意が年々強くなってきています。最近はスーパーで「うまい!チャーハンのつくりかた」みたいなチラシを貰ってきて、学びを深めています。

 ところで、学びを深めるといえば二月七日に学び合いで有名な小牧の味岡小学校で、玉置先生の講演会に参加させていただいたので記事にさせていただきます。以前にも記事で書かせていただいたのですが、子どもの挨拶のレスポンスの良さや授業中の様子から、やはり味岡小は子どもたちがよく育てられているなと感じました。味岡小では本当に多くの学びがあるので、今回は算数の模擬授業とその検討会からの学びに焦点を当てて書こうと思います。

 今回見学させていただいた算数の模擬授業は、子どもたちから様々な意見が出て、それらを上手く捌いていく教師の難しさを考えさせられる授業でした。自分も実習で似たような経験をし、今回の先生のように上手くまとめられず(無理矢理まとめてしまって)悔しい思いをしたことを思い出しました。自分だったらどうするか、と考えながらも答えが出ず検討会を見学させていただいたのですが、そこで「子どもに返す」ということを学ばせていただきました。

 「子どもに返す」というのは、それはどういうこと?と問い直して今一度深く説明させたり隣同士で説明し合わせたりして一つずつ丁寧に子どもの思考を整理させる授業技術です。思えば玉置先生や和田先生などの先生方もよく使われている技術です。子どもの発言を問い直し、もう一度自分の言葉で話させるこの技術は、子どもに伝えたいことも明確になり、子どもの理解も深まるのでとても有効な授業技術だと思います。僕はしばらく授業をする機会はないので、もし次機会をいただけたら必ず取り入れたい授業技術の一つを学ばせていただくことができました。

 最後になりますが、授業後にも熱心に指導助言を受けられている授業者の先生方を見て、自分も再来年の今頃はこんな姿になれたらいいなと思い、改めて教採に向けて意気込むことのできた講演会でした。機会をくださった玉置先生、学校や授業を見学させていただいた味岡小の先生方、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は2月7日に小牧市立味岡小学校で行われた授業参観、指導助言について書かせていただきます。私にとって今回の授業参観が初めての学校外でのゼミの活動になりました。

 授業参観は今までのふれあい体験や実践観察などで経験していましたが、今回の小牧市立味岡小学校での授業参観は一クラスを5分から10分程度で見て回ることで、ほぼ全部のクラスの授業の様子を見させていただくことができました。

 その中でも特に印象に残った授業は特設授業になっていた4年生の算数の授業です。最初から最後まで見させていただき、授業を組み立てるのが難しい内容であるなという印象をうけました。(正方形で階段を作り、段の数が変わると周りの長さはどうなるかな?という段の数と周りの長さの変わり方の関係を捉える内容でした。)

 もちろん授業自体もとても印象に残っていますが、より印象に残っているのは分科会でこの算数の授業の振り返りをする先生方の姿です。6人のグループを3チームつくり、今回私が見させていただいた算数の授業を振り返る形をとっていました。たった45分間の授業を振り返り、改善点や反省点を追求する先生方の熱い姿に驚いたと同時に、私が知らないところで先生方はこんなにも一つの授業に熱を注いでいたのかということを知ることができて感動しました。

 学び合いを大切にする小学校ということでグループワークが多い印象も受け、児童がのびのびと自分の意見を言う、聞くという姿もよく見られて印象的でした。また、玉置先生に授業参観をするときにどこを見れば良いのか(例えば周りの席での話し合いが始まったら児童がなにを話しているのかを目線を合わせて聞いてみるなど)を聞くことができ、ただ授業を見るだけでなく多くのものを吸収できた授業参観になりました。 (木下)

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 こんにちは。5期生の中西です。2月7日小牧味岡小学校での授業参観と分科会での学びを書きたいと思います。

 今回たくさんのクラスの授業を見させていただくことができ、その中で児童同士の対話をする姿がとても印象的でした。自分の意見を述べるだけで終わる、または隣の席の子の意見を聞いて同意・否定するだけなどといった「会話」ではなく、いろいろな人と意見を交流しながら自分なりに付け足して考えを述べたり別の意見の人と議論をして学びを深める「対話」が見られました。課題解決に向けて意欲的に対話をする子ども達の目は輝いて見えました。このような姿はいきなりできるようにはなりません。低学年の時から学び合いの授業を行うことで、これほど子ども達がすばらしい姿へと成長していくと知りました。

 分科会では、4限・5限で行われた算数授業からグループごとに意見を交流し合いました。私も実際にグループに入らせていただき、現場で働く先生方の子どもへの観察力に驚かされました。どの子がどのような発表をしたか、自分の意見をしっかり書けていた子、途中で他の子の意見を聞いてノートに書き直した子、確認問題でつまずきのあった子など、どれも子ども達を注意深く観察していなければ見逃してしまうことばかりです。私はこの観察力が不足していました。教師として児童の様子を観察して把握することは必要不可欠なものです。広い視野を持たなければ、授業が成り立たなくなるので意識しなければいけないと学びました。

 最後に、このような貴重な学びの場を与えてくださった味岡小学校の先生方、玉置先生、ありがとうございました。(中西)

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