研究室日記

旅先での出会い

公開日
2015/05/24
更新日
2015/05/24

四方山話

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この休日を利用して静岡に行って自然を満喫してきた。人生初の鍾乳洞や砂丘など、どれも非日常的な時間を味わうことができた。

旅の途中(少し大げさか 笑)ある場所で1人のおじいさんに話しかけられた。「ちょっとでいいから見ていって」と言ったおじいさんはテントの下で何かを売っていた。みかんの皮むき器を発明した方らしく実演もお手の物。変わっている方だなと思ったが、いろいろと気になり話し込んでしまった。名古屋の某電気会社に勤めていたおじいさんは、退職後に地元に戻り、80歳を越えている今でも毎日同じ場所に立ち続けている。「考えることはすばらしいんだ」と自身の仕事での経験やこれまでの人生を振り返って熱く語ってくれた。

教員を目指しているんですと言ったところ、写真の知恵の輪を手に「子どもにいろんなことを考えさせてほしい」という願いを話してくれた。皮むき器も知恵の輪も、商品全てがそのおじいさんの手作り。知恵の輪には少しでもやる人が考えるようにとたくさんの工夫がされていた。「君は絶対に教員になれよ」そう最後に言ってくださったおじいさんの姿が忘れられない。

様々な場所に行くのももちろん楽しいが、旅先での出会いはより魅力がある気がする。また同時に、誰かに応援してもらえるような人間であり続けたいなと思ったひと時であった。(松井)