2024年12月12日仕事日記
- 公開日
- 2024/12/13
- 更新日
- 2024/12/13
仕事日記
6時30分ごろ家を出て大学へ向かう。7時20分ごろ研究室着。珈琲を淹れて、仕事日記を書く。火曜日の教育課程論振り返りチェック。教育実習後は振り返りがますます充実していて、読み込むのに時間がかかる。嬉しい悲鳴。
9時から2コマの「教育課程論」。今回は2コマを通して「令和の日本型学校教育」をテーマにその本質、GIGAスクール構想が目指すものなどを追究。文言一つ一つについて質問をしながらの展開。例えば、「これまでの我が国の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図る」と表現されているが、「ベスト」という文言が意味するところは?それに「教師・児童生徒の力を最大限に引き出す」とあるが、「教師」が「児童・生徒」の前にある意味は?など、玉置流深掘り発問で授業展開。学生が考え悩む姿がいい。
授業後、愛知県立杏和高等学校での「リーディングDXハイスクール事業 公開授業及び講演会」のために向かう。
ナビの迂回道路表示にしたがって学校着。13時15分ごろ学校に入る。校長、教頭、愛知県教育委員会の皆さんとしばし懇談。EDUCOM協力会社の2名の方とも合流。
13時から15分間の開会行事。13時20分から研究授業参観。2年生の論理国語、1年生の情報処理、1年生の情報Ⅰを参観。事前に指導案を送ってもらって、指導助言の立場でもあるので、「授業でのここのところは絶対に外さないようにしてください」と助言送付。その部分を中心に参観。説明型の授業展開になるのではないか(失礼)と心配していたが、どの授業も課題が面白く、生徒が悩み話し合いながら展開される授業。どの生徒も真剣に課題解決に向けて取り組んでいる姿ばかりで、純朴さを感じる。これまでの僕の高校授業イメージとまったく異なり、こうした事実は、ぜひ皆さんに知らせたいという気持ちになる。
14時15分から研究主任から学校DXの取組説明。14時40分から15時25分ごろまで講演。演題は「学校DXの本質をとらえるー学校力アップのために―」。DXの本質は「つながることで関わる人たちの幸福感を増すこと」という主張を裏付けする様々な事例を提示しての講演。実は予定した内容とはかなり違うことを伝える。正直に言うと、想像以上に授業や取組内容が良かったからだ。
終了後、ある高校の教頭先生からは「校長から玉置先生の講演は聞くべきだ、と指示を受けて参加しました。本当に参考になりました。我が校にもぜひ!」という嬉しいコメントを直接いただく。高校での講演は数少ない経験の中で、こうした言葉がいただけ、とっても元気が出る。
終了後、EDUCOM協力会社の方2名と食事をしながら懇談。EDUCOMの新製品開発にあたっての貴重な情報をたくさんいただく。新プロジェクタ成功に向けて、皆さんが一体となって取り組んでおられることに心動く。学校現場を初めて参観して、「私たちが取り組んでいる仕事の価値を大いに感じました」という言葉が聞けたのも嬉しい。超忙しい中、大阪や東京から足を運んでいただいた価値を感じていただいたようでなりより。
帰宅。授業2コマ、授業参観、講演でヘトヘト。集中力に欠けて仕事は断念(泣)。
研究室HP記事は、11月30日開催の「算数・数学教科書活用による面白くて深い授業実践セミナー」での学びを岡田君が発信。要点をコンパクトにまとめていて、わかりやすい。