2025年1月28日仕事日記
- 公開日
- 2025/01/29
- 更新日
- 2025/01/29
仕事日記
早朝から1月30日訪問の春日井市立藤山台中学校でのプレゼン作成。ここのところ、訪問間際になっての作成作業が続いていて、早めに仕上げたいと思いつつ、打開できない日々が続いている。ご迷惑をかけている。長く関わらせていただいているので、授業を見ての指導助言とすることは間違いないが、藤山台中や参観の先生方に少しでもお役に立つ最新情報提供は何か、と考えていると、つい遅くなってしまう。これも言い訳だなあと反省。
8時57分地元駅乗車、名古屋、近鉄ひのとりで大和八木駅へ、11時37分着。柳井校長先生にお迎えをいただき、車中で最新教育情報などを伝えながら楽しく懇談。12時15分ごろ、義務教育学校下市町立下市あきつ学園到着。お弁当をいただき、今日のスケジュールを再確認。事前に届いた研究概要や研究経過録を見ると、先生方が研究主題「『教えないスキル』で育む力~個別最適な学びと協働的な学びの往還で深まる学び~」の具現化に向けて真摯に話し合い、それを具体的な取組の段階にまでまとめられている。ここまで来ていれば、きっと授業が変容しているはずと大きな期待を持って授業参観開始。
最初に見た1年生算数授業から、子どもたちの育ちに圧倒される。前時の振り返り紹介から始まった授業。1年生でここまで振り返りができるのだと驚くばかり。前時の学習内容をコンパクトにまとめ、自ら課題を作り出している子どもが育っていることを冒頭で示していただけた。3年社会、4年体育、6年理科、7年国語、8年英語と10分間ほどずつ参観したが、どの授業も追究型課題で、教えないスキルで子どもたちを主役にさせて授業にのめり込ませようというものばかり。参観者の方には、全ての授業を見てこの学園から学んでいただきたいという強い気持ちになる。
3年前に談慶師匠との共著「落語流 教えない授業のつくり方」が縁で関わらせていただいた研究。初めて授業を見た時を思い出すと、ここまで変容したことは正直驚き。先生方が授業づくりを楽しむようになられたからこそ、子どもたちがこうした姿になったのでは、それも管理職の日常的な働きかけがあったからこそ、さらには教育委員会の適切な指導助言があったからこそ、など様々な要因が想像しながら、気持ちよく授業参観を終える。さっそく動画整理。与えていただいた講演時間は90分。たっぷりあるので、改めてこれまでの学園の取組を皆さんに知っていただこうとプレゼン再整理。
全体会、県教育委員会指導主事の指導助言後、僕の講演。奈良県教育委員会指定研究・学び力育成実践研究事業・自主公開授業研究プロジェクトAkitsuと題された会での演題は「主体的・対話的で深い学びを生み出す『教えないスキル』の価値~下市あきつ学園の授業から学ぶ~」。最初の60分間は、理念が腹落ちしていることの重要性や「教えないスキル」の背景にある学術的な裏付けをしっかり伝える。後半30分間はふと思いついて、6人の授業者に前に出ていただき、動画をもとに説明をしてもらい、僕はその価値づけをする。若い先生方ばかりだが、打ち合わせなしの質問に的確に答えていただく。今日を迎えるまでに教材観や指導観をしっかり練ってこられたからの成果(例 指導案が7~10頁)。
校長室で教育長さんらと懇談。体のことを心配いただき有難い限り。もしあそこで命を落としていたら・・・と今日も考える。「顔色が随分といいですよ」と言っていただき、さらに元気が出る。ここだから伝えることができる教育情報もお話する。教育委員会の梅田先生に大和八木駅まで送っていただく。1時間弱の車中での教育談義。今日も充実。
駅隣接のミスタードーナツで19時2分名古屋駅発まで休憩。20時51分名古屋駅着。駅地下でいつもの(笑)カレーうどんを食べて帰宅。一旦横になったら、そのまま深夜まで記憶なし(笑)。