96÷32 反省編
- 公開日
- 2008/12/01
- 更新日
- 2008/12/01
交流館
川畑典子先生(飯塚市立頴田小学校)よりメールが届いた。
福岡県大任小学校で提案授業をされた反省である。紹介させていただきます。
「志水廣先生
この度は、大任小学校での提案授業のご指導ありがとうございました。いろいろなことを学ばせていただきました。
まず、教材研究です。自分なりに教材研究しましたが,「教えること」「考えさせること」の判断が、自分にはつきませんでした。志水先生から「ここは教えることが基本です。」「『96÷32の筆算のしかたを考えよう。』とありますが、これはたんなる呼びかけであって、考えさせるととんでもなくできないことにおちいり
ます。」「大事なことは,この時間の最後にどのような子どもに育ってほしいかです。」等のご指導を受け、とてもすっきりしました。授業への見通しがつきました。
次に、子どものつぶやきを大切にすることです。「96÷32の商はいくつかな?」と問うと、「3」「33」と子どもたちは言いました。実は、私は「33」は予想してなかったので、そのまま素通りしそうになりました。すると、志水先生が、「今33って言っているから、確かめてみよう。」と黒板で32×33の筆算をさ
れ、1056となりました。子どもたちは「おうっ」と声をあげ驚きの表情を見せました。教室の空気が変わった瞬間でした。子どもの言葉で創る授業とは、このことなんだと思いました。要所、要所での志水先生の言葉に、子どもたちが活気づくのです。それを、間近に感じることができ幸せでした。
この話を受ける時は、飛び込み授業ということで不安もいっぱいでした。しかし、子ども同士が素直に自分の思いを出せる集団づくりがされてある素晴らしい学級で、私が子どもたちに受け入れてもらって安心して楽しく授業できました。
こういう機会を与えていただいた志水先生、大任小の諫山校長先生に深く感謝しています。本当に、ありがとうございました。
1月の本大会を楽しみにしています。そして、3月1日の志水塾福岡大会に向けて、がんばります。 頴田小 川畑」
なお、96÷32についての志水の教材研究については、メール通信で紹介させていただきます。
[志水廣の公式ホームページ]