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○付け法への招待131 顔をみたら

公開日
2014/05/20
更新日
2014/05/20

算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など

本日、福岡県福智町の金田小学校を訪問した。
午前中6人の授業診断、午後は代表授業と講話であった。
金田小学校の授業レベルはかなりのレベルにあがっている。
子どもに考えさせることを保証して、わかりやすい授業であった。

さて、授業診断のときのことである。新卒2年目の男性教師のひとことに感心したので紹介しよう。
「私は○付けをしているとき、どんな顔をしているかを一人一人確認しますと。○付けをすると嬉しそうな顔をします。」

これだけでもすごいことであるが、発言は続く。
「あるとき、○付けをしていても嬉しそうでない顔の子どもがいました。それで、後で、個別に呼んでたずねました。どうしたの。○だよ。」
すると、「ここがわからん」と分からないことを私に話したのです。

○がついても、なんとなく○になっただけで、嬉しくないときがある。この場面をとらえて、個別指導したのである。
一人一人をスピードをつけて回ると、子どもの顔を見るゆとりはない。でも、一人一人見ていくという。
この話に本当に驚き、感心した。顔を見ただけで、確認と見届けをするきっかけになっている。素晴らしいことである。見習いたいものである。