令和7年11月9日（日）、第5回教師力アップセミナーを開催しました。

今回は、桂聖先生をお迎えし、「国語授業のユニバーサルデザイン」と題してご講演いただきました。

◆ 授業UDについて

授業UDとは、「特別な支援が必要な子を含め、通常学級におけるすべての子が楽しく学び合い、『わかる・できる・探究する』ことを目指す授業デザイン」です。

さまざまな子どもがいる学級の中で授業を行う上で、この授業UDの視点はとても大切であることを改めて感じました。

◆ 全員参加の授業について

全員参加の授業にするための10の方法の中から、特に「②選択肢をつくる」と「⑩仮定する」の重要性について学びました。

なかでも「⑩仮定する」――揺さぶる発問を取り入れることで、子どもたちの学びが深まり、「あー！」「なるほど！」「そっか！」といった気づきを引き出すことができるというお話が印象的でした。

また、発問の仕方にも工夫が必要であることを学びました。

「この詩を読んだ感想は？」というHow型・What型の問いではなく、「どの音が気に入った？」というWhich型の問いにすることで、全員が答えやすくなり、参加型の授業を実現できると感じました。

授業形式の講演の中で、全員参加の授業づくりに向けて「発問の工夫」や「しかけづくり」の大切さを、体験を通して具体的に学ぶことができ、とても楽しく充実した時間となりました。

今回の学びを、明日からの授業づくりにいかしていきたいと思います。

桂聖先生、貴重なご講演をありがとうございました。

また、ご参加いただいた皆様にも心より感謝申し上げます。

今後も素晴らしい講師の方々をお迎えしてのセミナーを予定しています。

次回もぜひご参加ください。