研究室日記

第3回教師力アップセミナー(渡辺道治先生)での学び(安田・石川)

公開日
2024/09/21
更新日
2024/09/21

学生の学び

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。8月24日に行われた第3回教師力アップセミナーに参加させていただきました。



 今回は、元瀬戸SOLAN小学校教諭の渡辺道治先生に『学級づくりや授業づくりの極意』というテーマでご講演いただきました。初めて耳にする学校だったので調べてみると、2021年に開校した新しい学校で、「ツールとして使える英語を習得し、グローバルシチズンシップの育成を目的とする」とありました。視野を世界に広げている学校で勤務されていた、渡辺先生の学ぶ力や熱量には圧倒されるばかりでした。



 『お品書き』の中から聞きたいトピックを注文するというお店のようなスタイルで始まったあっという間の2時間。「やる気になる15のパターン」の中から印象に残ったことを2つお話しします。



 1つ目は「褒められたとき」についてです。子どもは褒められると当然嬉しくなるものです。それは私も同じ。しかし、「すごい!」「さすが!」と単調な言葉の繰り返しでは、褒められていたはずのことが、馬鹿にされたように感じてしまいますよね。だからこそ教師になる私は、「褒める」ためのボキャブラリーを増やさなければならないのだと学びました。そうすることで、子どもたちは自分が認められたと感じ、具体的に良かった姿を理解することができるのです。



 2つ目は、「面白さを感じたとき」についてです。子どもたちはゲームや遊びの時間は喜んで取り組むものです。しかし、勉強となると「やらされている」と思っている子も少なくはありせん。勉強も同じように「面白さ」を感じることができたなら、主体的な学習を実現することができるのです。そのためには、ゲームと同じように「クリア」したり、仲間との会話から「解決策」を見出したりすることがポイントとなります。スモールステップの繰り返しで、次なる課題に取り組むことができるようになるのです。



 ご講演いただいた渡辺先生、貴重なお話をありがとうございました。採用試験が終わり、今回のセミナーは、今までにも増して教壇に立つことを意識して学ぶことができました。今回もこのような機会をくださった玉置先生、運営の先生方ありがとうございました。これからも先生方の元でたくさん学ばせていただきたいです!(安田)




 みなさんこんにちは。
玉置ゼミ10期生の石川百音です。今回は8月24日に行われた教師力アップセミナー・渡辺先生の講演での学びについて書いていきたいと思います。



 今回の講演で私がいちばん印象に残ったことはとにかく公演時間の2時間があっという間だったということです!先生の講演は面白いし楽しいしで、気がついたら公演時間が終わっていました。このような感覚にさせられるのは、先生の話には喋りの技が詰まっているからなのだと講演を聞きながら思いました。先生の講演は一方通行ではなくて、参加者をしっかりと引き込み、巻き込み、一緒に進んでいくような感覚にさせられました。まさに双方向の講演でした。それこそが私があっという間に時間が過ぎていたと感じた秘訣なのだなぁと確信しました。その中でも特に私が納得した先生の話の技について書いていきたいと思います。



 先生の講演の中で、特に一対多数の状況で話をする時は【位置エネルギー】を意識して話をすることが大事。ということを仰っていました。一対多数の状況での位置エネルギーとは、近くの人はそれだけで刺激を与えられるが、遠くの人は心理的安全を感じているという力加減のことだそうです。だからこそ、遠くの人に視線を配りながら話すと、安全地帯の人にも良い意味での刺激を与えることができらより多くの人を刺激したがら話すことが出来るという技です。これを聞いた時になるほどな!と納得したし、教室の中で、ものすごく使える技だし、効果的な技だなと思いました。




 私は9月から教育実習に行かせて頂きます。先生の喋りの技をすぐに実践できる場面が来るのが楽しみで、ワクワクしていますわ、今日の貴重な学びを参考にさせてもらいながら充実した実習にしたいと思いました。(石川)