9月1日一宮市立木曽川東小学校での学び(池田)
- 公開日
- 2025/09/18
- 更新日
- 2025/09/18
学生の学び
みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田です。
今回は先日参加させていただいた、一宮市立木曽川東小学校の学校訪問での学びを記事にしたいと思います。
今回の講演のなかで、1番印象に残っていることは「思考の追随」です。
学級の誰かが発言をし、それ対して他の子どもはどう考えたのかを教師がつなぎ、言語化をさせることで、子どもたちは自分の理解度をメタ認知することができると学びました。最初は理解できなくても、隣同士で対話をすることで、自分の言葉で説明しようとするうちに理解が深まることがあります。言語化することが難しい場合、「もう一度よく聞いてみよう」という意識が芽生え、その後の学びに対する姿勢を育てることができるとわかりました。しかし、本当に理解できているかどうかは、周囲の子どもに問いかけたり、対話を通じて確かめたりする中で見えてくるのだと、改めて感じました。今後は、子ども同士の思考のつながりを大切にした授業を心がけたいと思います。
また、授業のなかでノートや教科書を見ることなく、相手に学んだことを30秒間話し続けるという活動も大切であると学びました。実際、講演の中で先生方と一緒に学びを共有する時間がありましたが、いざ説明しようとすると、思った以上に言葉が出てこなかったり、自分の理解が曖昧だったりすることに気づかされました。だからこそ、その後はより注意深く話を聞くようになり、言語化の重要性を身をもって理解することができました。この経験を生かして、今後の授業でも積極的に取り入れていきたいと思います。
さらに、「対話」において大切なことについても学びがありました。対話の基本は、まず相手の話をきちんと聞くということ。授業中のグループ活動などで、それぞれが自分の意見を言って終了する、それでは本当の「話し合い」とは言えません。相手の意見をしっかりと聞き、それに対して質問をしたり、自分の意見をつなげることが話し合いであると再確認することができました。自分の考えを聞いてくれる仲間がいるからこそ、話したいと思えるのだと思いました。私の卒業論文のテーマは「安心できる学級づくり」ですが、今回の学びを通して、「聞く姿勢を育てること」もその大切な要素であると気づきました。
今回の講演では、新人教師が身につけておくべき授業技術について、すぐに実践できる具体的な方法が多く紹介されており、多くの学びを得ることができました。
玉置先生、木曽川東小学校の先生方、ありがとうございました。(池田)