学び合いの学習から(中田昂)
- 公開日
- 2016/03/03
- 更新日
- 2016/03/03
学生の学び
先日は、小牧市の味岡児童館(ぱるもあじおか)でゼミの勉強会があった。
後藤孝文先生を講師に、「学び合いの学習」をテーマに学んだ。
最近、友人と教科カリキュラムと経験カリキュラムどっちがいいんだろうと話していた。
自分らはゆとり教育を受けてきた身なので、やっぱり体験的な活動や経験が感じられるような経験カリキュラムがいいなと感じていた。
しかし、その友人は教科カリキュラムを押していた。初等教育では、間違いなく教科カリキュラムでいくべきだと言っていた。オリジナルのない人間に何が生み出せるのか。だから基礎基本となる知識を教え込むべきだという考えだった。
確かにある程度の知識がなければ、そもそも課題について考えられない。とてもその考えはわかる。
しかし、教育は子供がいてこそ。子供が学びに意欲を持ってこそのものだと思う。
だから、今回の学び合いの学習というのはとても魅力的だと感じた。
自分が中学生の時、常にコの字型の机の並びで授業を受けていた。仲間の表情や発表者をすぐに見れ、自分が学習に参加しているという意識が、今思えば普通の形式より高かったように思う。
先の話に戻るが、結局のところどちらかだけをやるのではなく、どちらも上手にやっていくことが大切だ。
一つの授業の中で、知識を教えることも大事だし、その知識を使って子供達に考えさせることも大事だ。
その割合を子供達の実態に応じて変えていくことが大切だ。
最後にデューイの言葉を紹介。
「いまやわれわれの教育に到来しつつある変革は、重力の中心の移動である。それはコペルニクスによって天体の中心が地球から太陽に移されたときと同様の変革であり革命である。このたびは子どもが太陽となり、その周辺を教育の諸々の営みが組織される。」
これからも教育の中心が子供であるようにしていかなければいけないと感じた。(中田昂)