第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(末松)
- 公開日
- 2016/05/31
- 更新日
- 2016/05/31
学生の学び
先日の5月8日(日)、教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回の講師の先生は、金 大竜先生です。
まず最初はペアについてのお話。
ペアはAパートナーとBパートナーをつくるとよい。なぜペアを複数作るのかというと、ずっとペアが同じだと子供たちは飽きて嫌になってしまうからです。そして、交流の内容は初めは簡単なものにすること。誰でもワイワイと話すことができるようなことをお題として、ペア交流することで、話すことは楽しいと実感させることを目的とします。
たった数秒〜数分のペア交流でも、工夫次第で子供たち同士の関わりや、話すことへの抵抗感を和らげることができることを学びました。
「5の段を言ってから座りなさい」と指示した際、最後まで立っている子が問題ではない、という話をされていました。私は最初?が頭の上に飛びました。ここで注目するのは、立っている子だけでなく、座っている子も。"誰もが得する"ためにはどうしたらよいのか?
目指したい子供の姿のゴールは教師が明確に持つべきだと思いますが、ルールは子供と決めても面白いと思いました。そのほうが、子供たちは積極的に学習してくれると思います。
そして、講演後のお食事の際のお話で、信頼関係づくりのキーワード「3匹の"たい"」というのを初めて知りました。
「3匹の"たい"」とは、ほめられ"たい"、認められ"たい"、人の役に立ち"たい"のことです。子供たちは、教師に良いことをして褒められたい、できる自分・できない自分・変われない自分を認めてられたいと思っており、そして最終的に人の役に立ちたいと考えているそうです。教師はそのように思っている子供たちにどのように接し、どのような生活環境・学習環境を整えていくのか考えていく必要があると感じました。
金先生の教育についてもっと知りたいと感じましたので、機会を見つけて先生が書かれた本を読んでみたいと思います。(末松)