研究室日記

7月18日第2期生ゼミでの発表(佐久間)

公開日
2016/08/01
更新日
2016/08/01

学生の学び

7月18日(月)、ゼミの発表(3回目)を行いました。

はじめに、自分の中で研究テーマについてこのままでいいのだろうか、と疑問に思ったので玉置先生に相談したことを報告しました。玉置先生から、学級経営は他のゼミ生と研究テーマが似てしまうのでは、という点と、学級崩壊についての研究は少し暗すぎるのでは、という点をおっしゃっていただきました。自分の中で疑問がスッキリしたので、今回から研究テーマを変えることを決断しました。

今回から、教える「技術」について研究していくことにしました。選んだ理由は、他のゼミ生とは違う視点であること、具体的な方法が書いてある本が多くたくさんの指導方法が存在すること、という2点です。

今回、私が読んだ本は、向後千春先生が書かれた『いちばんやさしい 教える技術』という本です。向後先生は、教えることを研究なさっていて、教えることを教える先生として活動なさっています。とても読みやすい本で、具体例も多く参考になりました。

発表では、先生と名の付く人が教え方のプロとは限らず、教える「技術」がなければいけないということを主に話しました。教え方のルール10カ条では特に、教える側の責任はとても大きく、相手がどれだけできるようになったかを大切にすることが書かれていました。

また、常に意識しておかなければならないと思ったことがあります。教える人と教えられる人は対等な立場であり、何でも教えてあげるというのは押しつけであるということです。教師は子どもたちに教える立場で、教える機会が多いと思いますが、子どもたちをよく観察して、時には教えることを我慢して、相手の必要に応じて教えることが重要だと学びました。

質疑応答の時間では、どれだけ教える側の責任と言っても、何十人もいる学級では、全員が分かるというのは限界があるのではないか、という話題になりました。教育実習へ行ったらこのような現実を見るかもしれないと思いましたが、この話題から、もっと教え方の技術を夏休みの間に学んで、実習で生かせるように準備をしなければいけないと思いました。本屋には教え方についての本が多くありました。実習前に読んで損は絶対にないと思うので夏休みは教え方についての本を読んで、実習に臨むという目標が決まりました。

また、前期最後のゼミ発表でしたが、4月から始まったこのゼミで多くのことを学びました。後期ももっと自分の研究を深めていき、ゼミ生のみんなと学び合っていきたいです。(佐久間)

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