9月3日 教師力アップセミナーに参加して(寺坂)
- 公開日
- 2016/09/30
- 更新日
- 2016/09/30
学生の学び
9月3日、「第3回教師力アップセミナー」に参加させていただきました。
今回は、岡山大学大学院 教育研究科で教授をされている佐藤暁先生の講演でした。
最初の予定では、特別支援教育についてのお話という風に聞いていましたが、今日は実践の「考え方」を学ぶ、というテーマでの講演でした。
ゼミ生を始め、多くの出席された方が特別支援教育におけるHOW TOを求めて来られたと思いますが、私はこれから始まる教育実習の直前に、今回の講演を聞くことができてよかったと思います。
しかし、恥ずかしながら私には講演の中心の内容であった哲学を通した話は少し難しく、完璧に理解できたかと言われると、首を縦にふることはできません。その中でも理解できたと思うところもあります。
それは、いまの現状によって過去の出来事の捉え方が変わる話です。佐藤先生は、オリンピックとレスリングの吉田沙保里選手を例に説明されていました。これは、今が幸せな状態だとそれまでに起きた出来事は全ていい風に捉えることができ、今が不幸せな状態だと同じ出来事でも悪い風に捉えてしまうというものです。私は、今まで大切なのは結果より過程であると思っていました。もちろん、過程を認めることも大切だと思いますがある程度の結果を出すことこそ、次のステップにつながっていくのかなと思いました。
また、佐藤先生の話の中で理解は支配に転じる、紙一重という言葉がありました。これは、本当に衝撃を受けました。理解は、自分の都合の良い風にしかできないです。子供の求める理解ができるように意識していきたいです。
研究会の中でも話が出ましたが、今回の講演の内容は教育の根底にあるものだと感じました。しかし、先にも述べたように、今は頭の中で漠然としか理解できていません。実習の前に一度の整理して、過去把持として記憶に残し、今後の生活の中で合致させ意味を自分なりに掴んでいきたいと思います。(寺坂)