研究室日記

1月12日 味岡中学校学びあいの研究会に参加して(岩田)

公開日
2017/01/29
更新日
2017/01/29

学生の学び

 1月12日味岡中学校で行われた公開授業研究会に参加してきました。「学びあい」で有名なこの中学校ですが、生で「学びあい」を見ることはわたしにとって初めての経験でした。


 3時間目と4時間目は、校内のあちらこちらで行われている「学びあい」の授業を各教室10分にも満たないくらいの短いスパンで見学していきました。始まったばかりの「学びあい」も感じることができないような授業から何を観察すればよいのだろうかと感じていたわたしですが、玉置先生より「教師と子どもとの一体感を感じてみて」と教えていただいて、空間に目を向けてみることにしました。
 教室に入ると、特殊な机列、教室の真ん中で話す先生、教えあっている生徒同士の距離感、とてもあったかい空気を感じました。教師が授業をするのではない、生徒が授業を作っている、そんな印象を受けました。「わからない」「教えて」を自然に口にすることができる雰囲気に生徒が安心できる居場所の大切さを感じました。


 玉置先生においしいお昼をごちそうになった後、5時間目は社会科の研究授業発表を参観させていただきました。資料が多く、どちらかというと知識を植え付けるという印象を受けやすい社会科ですが、社会科における「学びあい」とはどのようなものか、何が正解なのか考えさせられる授業であったと思います。それは同時に、全ての教科で「学びあい」ができるのか、またすべきなのかという課題にもつながると感じました。


 研究協議会で現場の先生方の生の意見交流を聞かせていただき、「学びあう」対象はもちろん子どもたちでもあるのですが、それ以上に教師自身の「学びあい」が大きいと感じました。斎藤先生のご指導の中にあった「すべての生徒に平等に学びの保証を与えること」こそが教師が教師であるための最も重要な基盤になるのではないかと思います。
 本日の研究会の中で、自分の中に「学びあい」という異なる視点を取り入れることができました。教育を多面的にとらえるためにも非常によい勉強になりました。今日感じたことを忘れないように、いつか教師として実践できる日がこればいいなと思います。そのためにどうすればよいのか。はい、しっかりと勉強します。(笑)ありがとうございました。(岩田)

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