研究室日記

11月28日3期生ゼミ記録(松田)

公開日
2018/12/25
更新日
2018/12/25

学生の学び

 こんにちは。3期生の松田です。今回は、岡田さんが行った理科の模擬授業について書きます。

 模擬授業は、小学校3年生の理科の「太陽とかげの動きを調べよう」という単元でした。岡田さんは、まず、白い紙に絵を描くように指示しました。岡田さんの指示の通りに、太陽や木や人などの絵を描きました。最後に「木や人から影がのびています」という指示をしました。その後、描いた絵を隣同士で確認し、自分の絵との違いについて全体で発表し合いました。

 授業後には、「絵の違いを発表する場面で、影に対する意見が出されない場合はどうするか」という質問が出され、意見を出し合いました。そこでは、「隣同士で違いを見つける活動の際に、影に関して話していることを取り上げる」という意見や、「発表の際に、影について話していた子どもを意図的指名して発表させる」などの意見が出されました。また、「普段絵を描くときに、影をつけて描く子どもはなかなかいないから、影についての意見は出やすいのかもしれない」という意見も出され、小学校3年生という子どもの実態について想像ができている意見であると感じました。

 岡田さんは、子どもから影についての発表がなかった場合のために、影が太陽に対して様々な方向にできている絵を準備していました。わざと間違った絵を準備することで、子どもが影に注目すること、影の向きが違うことに気がつくことができると感じました。岡田さんの、子どもの考えを予想して準備を施す姿勢がすごいと思いました。


 授業では、「○○って書けているね」や「○○に注目したんだね」などと子どもの考えを受け入れており、子どもが意欲的に書こうと思える言葉かけをしていました。また、「○○ってどういうこと?」という子どもの考えをより引き出す言葉かけも行っており、ぜひ私も真似したい関わり方でした。子どもをほめることは、自分に余裕がないとできないことであると思うので、私も岡田さんのように自分に余裕を持ってたくさんほめることのできる先生になりたいと思いました。
 
 岡田さん、お疲れさまでした。(松田)

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